皆さん、こんにちは!
ひなたです![]()
多くの方は、毎日誰かとかかわりながら暮らされていると思います。
皆さんは誰かと会話をするときにどのようなことに気を付けていますか?
私たち心理士は、
「人の心」に対してだけではなく「言葉」にも注意を払っていたりします。
どうしてだと思いますか?
それは、発する言葉一つで相手が受け取る印象と言葉が与える力(影響力)が大きく変わってくるからです。
ということで、
今回のブログでは、現在執筆中の書籍の中でも少し触れている
「自分の発している言葉が、気づかない間に自分の価値を位置づけている」というお話をさせてもらおうと思います。
例えば、職場の同僚や家族、友人、恋人などとの会話の中で
「私なんてまだまだだから…」
「どうせ私なんか…」
「全然たいしたことないです」
このような言動を無意識に取ってしまっている方はいませんか?
日本の文化では謙遜は美徳とされているため、
出しゃばらず、控えめでいることが円滑な人間関係を築くことにつながると教わってきた人も多いと思います。
でも、一度考えてみてほしいのですが、皆さんが発するその言葉を一番近くで聞いているのは誰でしょうか。
それは、他の誰でもない、自分自身なんです。
心理学には「自己知覚理論」という考え方があります。
これは、人は自分の発言や態度を観察しながら、「私はこういう人間だ」と自己イメージをつくっていく、というものです。
つまり、「私なんて」と言えば言うほど、
脳は「私は周りと比べて取るに足らない人間である」ということを“事実”として自分の中に刷り込み始めてしまいます。
さらに怖いことに、私たちの脳は、自分の中で一貫性を保とうとするので、
自分で言ったこと(置いている価値)に合わせて、態度や行動も無意識のうちに寄せてしまったりもするんです。
するとどうなると思いますか?
自らが発している言葉によって
「自分の価値を低く位置づけてしまっている」がゆえに
・会議や話し合いの場で自分の意見を飲み込む。
・友人に軽く扱われても笑ってごまかす。
・恋人に寂しい気持ちを伝えられない。
このように、「自分(の発した言葉)で作ったセルフイメージに、行動が合わせられていく」日常が当たり前になってきてしまう可能性があります。
こんな風に人と関わるのは、すごく窮屈で息が詰まると思うので、誰だってこんなコミュニケーションしかできないのは嫌ですよね。
「自分を下げれば愛される」は幻想
さて、このように他者の前で自分の価値を下げてしまう人の中には、
ある特徴がみられます。
それは、どのようなものかというと、
・自分を下げれば、相手が持ち上げてくれる。
・自分を雑に扱えば、相手が丁寧に扱ってくれる。
このようなシーソー的な発想です。
けれど、悲しい現実をお伝えすると、実際には逆に働くことの方が多いのです。
つまり、自分を大切にしない態度は、「私のことはこのくらいで扱ってもらって大丈夫です」という他者への無言のメッセージとなり、自己評価が低いと他者からの扱われ方もその評価に合わせて雑になってしまうということです。
「強く言えない」
「断れない」
「嫌でも笑う」
これらは相手への優しさや配慮のように見えて、実は「私は後回しで大丈夫/どれだけ傷つけてもサンドバックになる(怒らない)よ」と、
相手に見下される種を蒔いてしまっている可能性があります。
誇りは、境界線をつくる
自分を誇りに思うことと、傲慢はイコールではありません。
相手にも素敵なところがあるように、あなたにだって素敵なところが必ずあります。
ここでいう誇りとは、「自分の素敵な部分を認めて、決して人よりも雑に扱ったりしない」という姿勢のことです。
自分軸や他人軸のお話でも出てくることがありますが、心理学にはバウンダリー(境界線)と呼ばれるものがあります。
これは、自分と他者のあいだに健全な線を引く力のことで、良好な人間関係を築くのに大切なものであるとされています。
適切なバウンダリーのたとえとしては、
・嫌なことは嫌と言う
・無理な頼みは考える時間をもらう/場合によっては断る
・褒められたら素直に受け取る
このように、境界線がある人は自分の時間や感情を大切に守ることができ、この姿勢は周囲に対しても「この人は丁寧に扱うべき人だ」という認識が自然と伝わっていきます。
先にも書きましたが、
あなたの言動を一番近くで見聞きしているのは、あなた自身です。
誰かに認められ、褒められ、愛される前に、
あなた自身が「私は周りの人たちから認められ、愛される価値のある人間だ」と信じてあげることが大切です。
自分の価値を認め、尊重することから始めていきましょう。
それでも、謙遜が当たり前になっていたり、褒められても素直に受け取れなかったりする方もいらっしゃると思います。
「具体的にどんな風に始めたらいいか教えてほしい」という方に向けて、初の試みとして、追加音声をご用意しました!
日常生活で心がけやすい方法を5分ほどでお伝えしていますので、
興味のある方は、以下のリンクからお聴きになってもらえたら嬉しいです。
それでは皆さん
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!