前回からのつづき…


【医師からあなたは健常者として働けない】

『あなたはこれから先、普通には働けない。だから養護施設などに関わりを持つ所や、その関係の仕事に就いて』と冷たい口調で伝えられました。

ブログでは伝えられませんが

この先生の口調は一緒に隣で聞いていた母も憤るほど、残酷な言い方でした。



【Trauma】

その医師からの言葉は大人になっても

ずっとトラウマです。

僕は絶対にそうはならない!と先生の言葉に対して

諦めない!と決心しました。


しかし自分の記憶力に自信が持てずにいました。


見た目は普通なのに極度に忘れやすい人間。。

どうせ俺なんて駄目だろう。


『すぐ忘れてしまう。』


やがて僕は人生を諦めてしまいました。



というか、

父が借金まみれになっていたころから

『少し人生諦めモード』

になっていたのかも知れません。



【頭の中の消しゴム】


少しずつ思い出す訓練はしているけれど、

記憶は途切れ途切れ。

当時記憶は上書きしか出来ない。過去はわからない。

自分が誰なのか、どのように育ったのか、

上書きしてもすぐに忘れてしまう。


気づいたら左手の甲はメモだらけ、

だけどこれ何の為にメモしたんだろ?

それがわからない。


漢字が書けない、算数がわからない、

新しい事が覚えられない。

極度に集中力がない。



映画『頭のなかの消しゴム』

まさにその通りだと思います。

(知ってる人はわかりやすいだろうと思います)



考えれば考えるだけ、記憶が片っ端から消えていき、左手のこうはボールペンのメモだらけ、

わからないの連続で

そのうち考えるのをやめました。



自殺を考えた時期もありました。

死んで楽になれたらな。と思っていました。




【ぼくのいきる意味】

しかし、

母が昼夜働いてくれたあたえてくれた

兄が学校やめて働いてくれあたえてくれた

姉や妹の笑顔をくれた

みんなの笑顔を思い出す度に

踏みとどまりました。




思春期の若者は心が弱く

とても傷付きやすい。


今となっては恥ずかしく思いますが、

当時の自分はとても真剣。

記憶が片っ端から消えてなくなり左手の甲が意味なく汚れていることがとても辛かった。

(とても 青くさいです爆)


続く