昨日日記の最後で書いた学園を舞台にしたゲームなんだけど、可もなく不可もなくって感じだと思う。一応このまま作ってみるけど、これも決定打にはなりえないはず。

 

こうなってくると、いくつかバリエーションを用意して、一つひとつのクオリティーと密度を下げるのがベストの選択かもしれない。それを一週毎に回していけば、メモリを気にする必要もない。

 

(背景をつけるとだいぶ印象が変わる。とはいえ、決定的に面白い絵面にはならない)

 

学園モノをやるに至って、まずはキャラクターのサーチからスタート。学生服を着た普通のキャラクターが理想なんだけど、中々イメージ通りのものが見つからない。まぁ、日本人のドリーマーが少ないから仕方ないのかもね。

 

んで、そんな中からどうにか探したのが、下のスクショのキャラクター。女の子だからこれを男の子に変えないと駄目だね。

 

(上半身が制服っぽい。これをいじって男の子に変える予定)

 

真っ先に変更したのは髪だね。前髪で目を隠せば、エロゲの主人公っぽくなるはず。

 

しかし、なんでエロゲの主人公ってみんな前髪が長いんだろうね?(笑) 逆に感情移入出来ねぇだろ。

 

とにかく、髪を移動した事で、なんとなく男の顔に見えるようになった。続けて、ズボンの丈を長くする。これは造形を変えるのが面倒くさかったから生足に直接色をつけた。

 

(髪型が変わるだけで性別も変わる。不思議なもんだね)

 

(パペットは造形を変えるのが難しいのよね。仕方なく脚を黒く塗った)

 

んで、このキャラクターをPSPのディスプレイの中に配置してみたんだけど、明らかに頭身がおかしい。要は画面が小さいのよ。携帯型ゲーム機には、2~3頭身のキャラの方が収まりがいい。

 

とはいえ、既に完成しているキャラクターの頭身数を変えるのは簡単じゃない。とりあえず、キャラクターは後回しにして、背景を作る事に。

 

(頭身を減らしてもこんな感じ。映像としての面白さが大幅に目減りしてしまう)

 

(携帯型ゲーム機には、この頭身がベスト。当分はこれを使う予定)

 

学園モノといえば、なんといっても教室の映像が必要不可欠。もちろん自力で作ろうとするとかなりの手間が掛かるんだけど、既にある程度完成したセットが用意されていたから、それをアレンジして使う事にした。

 

因みに、このセットだけでグラフィックメモリを35%ぐらい使ってしまうから、不要な部分を大幅に削る必要がある。これまた厄介な作業だ。

 

(教室の外の風景まで作り込まれている。これは手間が掛かってるね)

 

うん、まずは余計なスカルプチャーを削って、カラーバランスを調整。サイズやカメラの位置もちょっとだけ変えたね。

 

ただ、ここで感じるのは、映像的なショボさ。日本のインディーゲームにありがちな、のっぺりとした単調な世界になっている。いくらクオリティーを落としてバリエーションで勝負するにしても、このレベルでは楽しめない。

 

(のっぺりしてるでしょ? これじゃあいくらなんでも寂し過ぎる)

 

というわけで、グラフィックメモリを維持したまま情報量を増やす作業に移る。まず何より目につくのが、単色の床や壁、エレメントだから、椅子と机に木目を足して、ちょっとだけリアルにする作業から開始。

 

これは…、単純にスプレーを使って木目を足していくだけだから、そんなに面倒な作業じゃない。一つのセットを作ってしまえば、あとはクローンで数を増やすだけ。

 

(右が元のバージョン、左が木目を足したバージョン。こうやって見ると大差ないな)

 

うん、この状態ではまだまだ情報量が不足している。エレメントを闇雲に増やすのは危険だから、光源を用意して陰を作っていきたいんだけど、その前に物語をある程度考えておく必要がある。

 

日記の存在を前提としつつ、レギュラードラマとして成立する話となると…、けっこう難しいな。

 

とはいえ、少しずつ全体像が見えてきたから、このまま製作を続けるつもり。 問題は携帯型ゲーム機と空間をどう使い分けるかだね。今のままだと2つに分ける意味があまりないのよ。

 

(やっぱ画面内は2Dにするべきなのか? なんらかの変化をつけないと駄目だ)