一昨日に引き続き、ゲーム世界を作っていたよ。昨日休んでしまったから急ピッチで作業を進めないといけないんですが…、中々思うようにいかないのが、「Dreams VR」の難しいところでもあり、面白いところでもあるのよね。

 

(技術的に可能かどうかの見極めが難しい。テストと失敗の繰り返し)

 

今日の課題はボタン操作に反応してスクロールするマップを作る事。トリガーゾーンに入ると出現するオブジェクトのロジックは既に完成しているから、トントン拍子で進むと思っていたんだけど、ここでいきなりつまずいてしまった。

 

まず、PSP本体を動かすと、ムーバーで紐付けしたオブジェクトがついてこない。移動設定をいじったり、グループ化の階層をしつこくチェックしたり、コネクターやジャイロスコープを使ったり、2時間掛けて色々試したんだけど、どうもチップトラッカーの中でムーバーを使うのは無理みたいだね。

 

(ムーバーを外すと動きに追従する。まぁ、2重の動作だから難しいのよね)

 

ん~、キーフレームは特定の位置への移動しか再現出来ないから、本体を動かすと無効になってしまう。つまり、「Pixel Ripped 1989」のような表現は出来ない。これは大きな制限。

 

んで、色々考えたんだけど、ここは潔く本体の動きを諦める事にした。空間に固定するような形でPSPを配置する。

 

もちろん、心残りではある。ただ、他の方法は思いつかないし、ここで止まっていたら先が見えないままになってしまうのよ。可能性を探るにしても、もう少し作ってからの方がいい。

 

(空間にこんな感じで配置する。デュアルショックに合わせて動かないのが残念)

 

うん、本体を配置すると決めたら、オブジェクトを動かすのは難しくない。単にコントロールセンサーとムーバーを組み合わせるだけ。

 

ただ、問題はその動き。俺が思い描いているのは、SFC時代のRPGのような、マス目の上を一コマずつ這うような動き。

 

これは…、キーフレームを使った方が自然なんだろうけど、前述した件があるから、ムーバーを使わざるをえない。そうなると、タイマーとかと組み合わせて1クリックにつき一定の距離だけ移動するロジックを作る必要がある。

 

ただ、それはかなり面倒くさい作業だし、まずは普通の動きをテストして、色んな表現を試すつもり。結果的に面白くなればそれでいい。

 

(ヌルヌル動くから障害物の当たり判定の設定が面倒くさいのよね)

 

もう一つ気になるのが、映像だね。果たして本当に2Dのドット絵でいいのか、未だに迷っている。

 

実際に試してみると、明らかに3Dの方が立体感が強調されて不思議な映像になるのよ。作る手間という意味では大差ないだろうし、本体が動かなくなった今、思い切って飛び出るエフェクトなんかも絡めた表現に切り替えるのもありかもしれない。

 

(こっちの方が明らかに面白いんだよな~。どうするべきか悩む)

 

うん、今日はこんな感じでずっと迷っていたね。そもそも、草原が舞台っていうのが…、芸がない気がするし、難しいところだ。

 

アイディアはたくさんあるのよ。ゲーム機の中のキャラクターの動きに合わせて空間の映像も動くとか、凝ったものも考えているんだけど、やっぱ酔うだろうしね(笑) まずはシンプルなものを作って、少しずつ演出を加えていく予定。