今日はずっと劇場のデザインをやっていた。この空間は中々方向性が定まらなくて困っていたんだけど、ようやく突破口が見えてきたね。

 

やっぱね、頭の中で描いたものを追い求めるより、VR空間で実際にエレメントを配置して、直感で良いと感じたものをブラッシュアップしていく方がいいみたいだね。

 

というわけで、今日の成果を書いていきます。

 

(だいぶ良くなってきた。これなら日記のメインステージとして使える)

 

まず、空間の屋台骨となる舞台のパーツなんだけど、これは以前テストした赤いカーテン以外に適当なものが見つからなかった。「アイドルマスター ビューイングレボリューション」のステージを参考にしながら自作する事も考えたんだけど、質感と技術の問題(主に技術)で、単なる劣化版にしかならない。

 

というわけで、赤いカーテンで再びクリエイト開始。一応舞台っぽく見えるし、ここで展開する"出し物"次第で説得力のある映像になるはず。

 

(さぁ、ここからが問題。どういう風に面白い世界にしていくか、腕の見せどころ)

 

始めの2時間ぐらいは、サーチ機能で色んなエレメントを配置しまくって、感触を確かめていた。上のスクショのドクロは世界観に合っているね。

 

ドクロの他には、ペイントを使った一枚絵がいい感じにマッチしていた。ただ、ペイント特有のチラつきが気になるから、これをメインで展開するのは避けたい。緞帳としてならアリかも。

 

(いい感じでしょ? ただ、VRで見てみるとフレックのチラつきが気になる)

 

その後もたくさんのエレメントを配置したり、照明をコントロールしたりするんだけど、中々突破口が見えない。

 

そんな中、偶然ドクロを動かしてステージに移動させると、背景として配置していたアニメテスト(瞬きする夕)の身体部分と重なって、なんとも不思議な映像に。

 

これは…、昔よくあったアニメと実写を組み合わせた映像に似ているね。VRゲームでは見た事のない映像だと思う。

 

(顔はCG、身体はイラスト。この意表を突いた組み合わせが面白い)

 

うん、CG+イラストの表現を見つけた事で、一気に風通しが良くなった。というわけで、ドクロの他に使えそうなエレメントがないかを探してみる。

 

すると、超クオリティーの高い人物の顔のスカルプチャーがを発見。ドクロみたいに顎が動かないから、喋らせるには工夫が必要なんだけど、喋らない事が逆にキャラクターになるかもしれないし、とりあえずこれも仮採用しておく。

 

(技術のある人がやれば超クオリティーに。これでさらに方向性が定まった)

 

2人のキャラクターが決まった事で、単なる演劇場から映画館に方向転換。背景となる奥の幕を取り除けば、舞台の奥にもう一つの空間が広がっているように見える。つまり、舞台をスクリーンに見立てて、様々な仕掛けを仕込める。テキストも字幕風に表示すれば面白いかもね。

 

メモリにはだいぶ余裕があるから、いかにも映画館風なポスターや座席も配置。他にもたくさんの仕掛けを盛り込むつもり。

 

(吹き出しとは相性が悪い。空間の手前に字幕風に表示する予定)

 

うん、これだけでもそれなりに面白い空間なんだけど、さらに上を目指すために、以前ドリームサーフィンで見つけたヴィンテージフィルムのエフェクトを貼り付け。

 

これは…、テキスト表示マシンを複数組み合わせた高度なエフェクトなんだけど、元の状態ではテキストの表示位置が固定されているから、自分で手直しする必要がある。

 

ただ、このぐらい高度になってくると手直しも大変なのよね。どういうロジックになっているか解析するところからのスタート。

 

(このレベルのものを作る人がいるのか…。頭が下がります)

 

そんなわけで、どうにかエフェクトをシーン全体に切り離す事には成功。まだ動きや表示範囲がおかしいから、そこを修正しなくてはならない。

 

とにかく、一日で方向性が定まったのは嬉しい限りだね。もしかしたらディティールを固める前に、実際の日記を想定してギミックのテストをした方が早くゴールにたどり着くかもしれない。

 

(立体のモノクロ映画を上映しているみたいで不思議。まだまだ面白く出来そう)