今日は昨日公開した"VR間違い探し"の1人反省会をやりたいと思います(笑)

 

というのも、先週の始めぐらいに軽い気持ちで作り始めた時は、「このぐらいなら楽勝。すぐ作れるでしょ」って思ってたのよ。

 

ところがさ、実際にやってみると中々思うように進まない。次から次へと原因不明のトラブルが発生して、それを探るのに何時間も掛かったりする。

 

まぁ、一つ確かなのは、完成図を描かないまま作り始めるというスタンス自体が良くないね。かなり反省してます。

 

というわけで色々語っていくんですが、作るのに夢中になり過ぎちゃって、ほとんどスクショを撮ってない(笑) テキストだらけの日記になるのでお許しを。

 

(夕はこんな感じになってます。スクショが無いからこれで許して)

 

VR間違い探し(昨日公開したバージョン1)の反省点を箇条書きにするならこんな感じ。

 

1…物語的な不完全さ

2…チュートリアルを言葉で説明してしまった

3…個々の要素の作り込みの甘さ(グラフィック、演出、テキスト、モーション、サウンド)

4…ゲームとしての完成度の低さ

5…VRを生かした映像作りが出来ていない

6…テンポが悪い

 

 

  物語的な不完全さ

 

これは今回最も心残りな点だね。全体の設計図が見えないまま作り始めた事が原因。

 

ゲームをプレイしてくれた人ならわかると思うけど、間違い探しとして使われる部屋は火事になりかけている。この場合、火を消し止めるというミッションとゲーム性を上手く絡めて、物語に決着をつけなくてはならない。ポンデライオンにネタ振りまでさせているんだから当然。

 

ところが、火事は放置されたまま、ラストは唐突な棒人間の出現で強引に終わりを迎える事になる。要素と要素がチグハグで、物語的にはまったく成立していない。ハッキリ言って最悪。

 

これは公開予定日に間に合わなかった事以上に、最後に拡大した部屋に飛び込んだ時に、プレイヤーの位置から火が見えなくなった事が原因なのよ。

 

つまり、キャラクター(犬)のサイズ、火災発生ポイント、部屋が拡大する演出に問題があるから、修正は不可能。全部を変えないと駄目。

 

ついでに言うなら、アニメーションの棒人間も前もって伏線を張っておかないと意味不明。たとえば、間違い探しの最中に気付くか気づかないかのレベルで、棒人間がこちらを見ているとか、時々声が聞こえるとかの"予兆"をユーザーに感じさせないと成立しない。

 

まぁ、これに関しては今からでも追加出来るから、今週中に付け加える予定。

 

 

  チュートリアルを言葉で説明してしまった

 

これはね~、VRゲームをプレイするたびに口酸っぱく言い続けていたのに、自らがそれをやってしまったという意味でショック。

 

視線カーソル+○という操作だけなら、どうにか流れの中で説明出来たかもしれないけど、入力フォームという必要のない要素を、最後の演出のためだけに盛り込んでしまったからね。これが元凶とも言える。

 

そもそも、あのチュートリアルでプレイしている人達が遊び方を理解出来たのか、俺には確かめる術がない。これも怖いところ。

 

とはいえ、いい経験にはなったと思うね。次回からは操作説明なしでゲーム性を伝える方法を真っ先に探すつもり。

 

 

  個々の作り込みの甘さ

 

これは…、一つひとつ挙げていくとキリがないね。ワンパターンでうるさいSE、雑なアニメーション、面白くない背景、ミスマッチなエフェクト、テキトーに作ったポンデライオン…

 

今回痛感した事は、手持ちの武器があまりにも貧弱な上に少ない。これはギターの世界でも幾度となく経験した。

 

たとえば、背景に使う木や雲一つ取ってみても、その都度サーチして手直ししていては、時間の無駄だし、世界観が統一出来ない。即戦力となる素材を集めて、いつでも使えるライブラリーを一刻も早く作らなくては。

 

因みに、サウンドは1時間でつけました(笑) ポンデライオンの分身音がひどすぎて笑える。

 

 

  ゲームとしての完成度の低さ

 

○を押した後、1.5秒の操作無効時間を設けたバージョンを公開したから、動作はだいぶ安定したはず。昨日公開した旧バージョンでは、連続でボタンが押せる状態だったから、視線を動かしながら○を押すと、センサーが同時に反応していた。

 

ただですね…、真の問題はそこではないんですよ。修正不可能な大きな問題が2つある。

 

1つは、上でも少し触れた入力フォームの存在だね。これはハッキリいって不要。左右の部屋に直接視線を合わせて○を押した方が楽だし、気持ちがいいのよね。間違いを見つけた瞬間にボタンを押せる。

 

結局、クリア後の巨大化する部屋の中に飛び込むという演出ありきでゲームを作り始めたから、その歪みがゲーム性に出てしまった。これまた大失敗だね。

 

もう1つは、影や位置の関係で間違いポイント以外にも2つの部屋に相違点が出てしまった事。

 

ただこれは…、けっこう解決が難しい問題なのよ。影の概念を無くしてしまうと、映像そのものがチープになるし、グリッドに合わせて完全な左右対称に部屋を配置しても、何故か見え方が違う。

 

つまり、間違い探しとしての完成度を追い求めると、様々な要因で逆にゲームとして面白くなくなってしまう。これは解決策をしっかり探さないと駄目だね。

 

因みに、難易度に関しては、作った本人である俺ではジャッジ出来ない(笑) 制限時間を長めにしたから、たぶん一発クリアが可能なはず。

 

(今日のアプデでいくつかの演出を足した。これでゲームとしても遊びやすくなったはず)

 

 

  VRを生かした映像作りが出来ていない

 

テキストの一部を立体的に表示したり、最後に部屋の中に飛び込んだり、いくつかのVR的な表現は入っているけど、まだまだ質も量も足りない。

 

これに関して今から出来る事は、もう足し算しかない。グラフィックメモリは33%だし、邪魔にならない程度に演出を足せば、だいぶマシになるはず。

 

たとえば、オーディエンスやヒントキャラクターの出現だね。今週中にそれらを加えて、もっと楽しい映像を作る予定。

 

 

  テンポが悪い

 

チュートリアルは特にそうなんだけど、とにかくテンポが悪い。タイマーをたくさん使ってセリフの"間"を表現したつもりなんだけど、それが裏目に出た。

 

これを解決するためには、単にタイマーを削除するだけでなく、テキストの見直しと言葉以外での説明、退屈しない映像やSEを盛り込む事が重要なはず。

 

 

  まとめ

 

というわけで、ぶつくさと語って参りました(笑) 直せそうな場所は今週中に直して、少しでもマシな内容にするつもりだね。

 

そうだな~、初めてのゲーム作りとはいえ、完成度は合格ラインにまったく達していないね。30点ぐらいの内容。残念ながら、星1です(笑)