購入から一週間…

 

ようやくまともにプレイしました(笑)

 

いや~だってさ、病み上がりでいきなり動き回るゲームは辛いッスよ。こういうのは休みの日じゃないとどうしてもね…

 

というわけで、今日は「Throw Anything」の感想です。購入してすぐにプレイしたものの、慌てて感想を書く必要を感じなかったから、後回しにしておりました。

 

因みに、このソフトは国内ストアにも速攻で並んだね。BGMに聞き覚えがあるから、国内メーカーのゲームかもしれない。まぁ、どうでもいいんだけどさ(苦笑)

 

 

このソフトは、いわゆる"投げる系防衛ゲーム"のバリエーションだね。既にたくさんリリースされているジャンル。

 

ん~、正直このへんはもういいかな?って感じもするんだけど、未だに量産されるってことは一定の需要があるのかもしれない。

 

その理由の一つとして考えられるのが、プレイ動画だね。多くのVRプレイ動画はゲーム画面とプレイヤーの両方を映しているから、ドタバタと動き回っている方が見栄えがいい。

 

ただそれは、2Dディスプレイで見る場合の話であって、実際に遊んでみると感覚が変わってくる。これは今のVRが抱えている大きな問題の一つだと思う。VR作品を2Dディスプレイを通して見ることの無意味さ。

 

まぁ、そのへんの話は語ると長くなるからこのぐらいにしましょう。とにかく「Throw Anything」を語っていきます。久しぶりの新作、いってみよ~

 

 

  Throw Anything

 

  概要

 

購入先:北米ストア

ジャンル:投げる系防衛ゲーム

言語:日本語対応

コントローラー:Move専用

視点:常時一人称視点

移動方式:移動&方向転換なし

 

 

  チュートリアル

 

ゲームを起動すると、『動き回るので周囲に注意しましょう』といういつもの注意書きが表示された後、設定画面へ。設定は言語変更と音量調節だけだね。

 

続けて、2Dのイラストを使ったストーリーパートがスタートする。内容は、悪の科学者が死者を復活させようとするも、正義の科学者達が5つのキューブを作ってそれを阻止。全面戦争が勃発というどうでもいいものだね(笑) 映像的にもいまいち。

 

このゲームは、トリガーを引かないとポインタ&レーザーが表示されないから、カーソルを動かす時はけっこう厄介。これは実際のゲームが始まってからもそうだね。

 

(正直どうでもいいストーリー。こういうゲームに限って国内販売が早いんだよな~)

 

ストーリーパートが終わると、自動的にチュートリアルはスタート。プレイヤーは高い建物の大きめな窓枠の手前側に立っていて、その向こうには赤茶けた岩山、後方には殺風景な部屋が広がっている。

 

とここで、目の前にウィンドウが現れてゲーム内容が説明される。建物の下からこちらに向かって登ってくるゾンビがいて、プレイヤーは物を投げてそれを撃退。投げる物は部屋に置かれていて、プレイヤーは後ろを振り向いてそれらをつかむ必要がある。

 

(窓枠から下を見るとこんな感じ。ゾンビがこちらに向かって建物を登ってくる)

 

部屋に置かれているオブジェクトの一部は破壊が可能で、それによって攻撃手段が増えることになる。

 

例えば、椅子とテーブルが部屋に置かれている場合、攻撃手段は2つしかない。ここで椅子をテーブルにぶつけて破壊すれば、バラバラになった破片の全てを投げることができるようになる。

 

他にも、銃やガスバーナー、バットや斧といった、様々な武器が用意されているね。

 

(右斜め後ろを向いて撮影。テーブルを破壊すれば投げられる物が増える)

 

(銃はマガジンが別に用意されていて、手動でセットする必要がある)

 

このゲームは移動も方向転換も用意されていない。となると、心配なのはMoveのチューニング。後ろを向いた時にライトがカメラのトラッキング範囲から外れて、ゲームにならない可能性がある。

 

ところがさすがにそこは考えられているようで、想像していたより自然な操作が可能。画質もしっかりしているし、ゲームとしてベーシックな部分はよく出来てるんじゃないかな?

 

 

  メインメニュー

 

チュートリアルを終えるとメインメニューとなる空間へ。ここは…、研究所のコントロールルームなんだろうね。プレイヤーを"コの字"に囲むようにコンピューターが配置されていて、たくさんのモニターが並んでいる。

 

(ここがメインメニュー。ステージは全部で6つ。難易度は3段階用意されている)

 

(お助けアイテムは使い捨て。その事実を知らずに散々金を無駄にした)

 

モニターには、ステージセレクトと難易度セレクト、お助けアイテムの購入画面が表示されている。

 

そして、後方のワープエリアに入ると、休憩室とトレーニングルームへの移動が可能。休憩室にはダーツやバスケットリングが用意されていて、一応それで遊ぶこともできる。

 

ただ、それより驚いたのが飲食コーナーだね。押しボタン式のマシンがあって、メニューだけ見るとどんな料理が出てくるかワクワクするんだけどさ…

 

 

全部カロリーバー(笑)

 

横に置かれているドリンクバーも意味不明だし、この休憩室全体が低クオリティーの極み。オマケ要素として作ったんだろうけど、これなら無い方がまだマシだった。

 

もう一つのトレーニングルームでは、チュートリアルをもう一度プレイしたり、動くターゲットを使った銃の試し撃ちが可能。こっちも特に語ることは無いね。

 

(糞みたいな休憩室。目の前に写っているのはゾンビフィギュア)

 

(トレーニングルームで射撃の練習。一応得点とかもある)

 

 

  こんなゲーム

 

難易度イージーで最初のステージを選択すると、ステージ分析画面へ。ここで破壊できるオブジェクトの確認ができるね。

 

部屋に移動すると、窓の外にはゾンビによってボロボロにされたと思われる街が広がっていて、後ろにはたくさんの家具やインテリアが並んでいる。

 

(これがメインのゲーム画面。後ろを向くと…)

 

(こんな感じの部屋が広がっている。住民までいるとは思わなかった)

 

んで、早速ゲームがスタートするんだけど…

 

やっぱこれは辛いわ(泣)

 

難易度イージーでもゾンビの移動速度が速いし、物を壊したり後ろを向いてやる作業が多過ぎるのよね。腕の運動に加えて、椅子を回転させる足の運動まである。ハッキリ言ってダルい。

 

しかも、ちょっとでも前屈みになると窓から外に落ちて即ゲームオーバーになってしまう。動く必要があるけど、前に移動してはいけない。

 

(迫りくるゾンビ達。こいつらに家具や家電を投げまくる)

 

そんなわけで、ゲームとしてつまらないことはこの時点で確定。思った方向に投げた物が飛んでいかないのも原因かも。

 

ただ、いくつか面白いと感じる点もある。まず、ゾンビが下から迫ってくるという独特のアングルだよね。空間の上下を使えるというのはVRの特性なわけだし、それを全面に押し出したのはナイス。

 

そして、部屋の中にあるオブジェクトの関係性だね。組み合わせることで新しいアイテムが生成されたり、それ自体が若干の遊び要素になっている。「Rick and Morty:Virtual Rick-ality」みたいな感じかな。

 

因みに、最後には巨大なボスゾンビも出現する。ボスはサイズが大きいし、BGMが変化する演出もあってそれなりに緊張感があるんだけど、行動パターンがザコゾンビと一緒なのは残念。

 

(クリア後の評価ポイントがそのままお金として使える。住民を投げてはいけません)

 

今日はステージ5までプレイしてきたから、各ステージをざっくりと語っていくよ。

 

窓から見える風景は1~3までは大体似たような感じ。4、5ぐらいから変化していく。部屋の中はレストランの厨房だったり、監獄だったり、映像だけでなくゲームの仕掛けとしても常に変化する。

 

(監獄にはたくさんの銃が隠されている。ガンガン撃ちまくらないとクリアできない)

 

(スクショの右側にボスが写っている。ドタバタのゲームだから撮影が大変)

 

ストーリーのキーアイテムとなるキューブの欠片は、部屋の中に隠されていて、最後のステージをアンロックするには全てを回収する必要がある。暗証番号を探して金庫を開けたり、トマトを冷凍庫に入れて凍らせたり、俺的にはゲームとしてもこっちの方が面白いと感じるね。

 

攻略に関しては…、とりあえず投げまくるのが一番いいかもね。銃以外の武器は役に立たないし、とにかくテキパキ動くことに専念。

 

(厨房は色んな調理器具や食材が並んでいて面白いね)

 

(ステージ5は博物館かな? 後ろからもゾンビが攻めてきて超忙しい)

 

 

  現時点での感想まとめ

 

敵が地面を歩いてこちらに向かってくる普通の銃ゲーや防衛ゲームに比べると、だいぶ頑張っていると思う。敵の動きを"奥から手前"ではなく"下から上"に変えるだけで、印象が全然違う。

 

あと、オブジェクトの組み合わせで武器を作り出すというアイディアも悪くない。そこを練り込んでいけばもっと遊びに幅が生まれたかも。

 

ただ、方向転換がボタンでできないっていうのは…、俺的には論外。まったくやる気になれない。せめて180度のターンだけでも実装するべきだった。

 

まぁ、お金を出して買ったからもう少しは遊ぶつもりだけど、やっぱ動く系のゲームはもうやりたくない。それを身にしみて感じた一本。人にも薦めない。