今日は「BEAT BLASTER」の感想を書いていくよ。これは、「Sea of memories」や「Operation Warcade touches down」のIvanovich gamesの新作で、トレーラーを見る限りでは、風変わりなガンシューティングって感じだね。映像が面白そうだったから、一応買ってみた。

 

とその前に、一つどうしても書いておきたい事がある。

 

SONYよ。

公式のトレーラーぐらい紹介しろよ。

 

インディーを応援するとか言いながら、対応が酷い。金にならないソフトはスルーってか?

 

というかさ、感想日記でトレーラーを貼る時に苦労するのよ。メーカー名を調べて、山ほどある転載動画の中から公式を探すのが大変。俺のためにプレイステーション公式のトレーラーを配信しろ!!(笑)

 

 

しかし、"BEAT~"ってタイトルのゲームはホント多いね。その大半があまりビート感を意識したゲーム性になっていないのは問題だと思うんだけど、今回の「BEAT BLASTER」はどうなんだろうね? そのへんをチェックしておきたい。

 

というわけで、早速感想を書いていくよ。いってみよ~

 

 

  BEAT BLASTER

 

  概要

 

購入先:北米ストア

ジャンル:変わり種ガンシューティング

言語:日本語非対応

コントローラー:デュアルショック&Move&エイムコントローラー対応

視点:常時一人称視点

移動方式:直進移動&方向転換

 

 

  メニュー周り

 

ゲームを起動するとタイトル画面へ。ここでコントローラーの選択を行うんだけど、デュアルショック、Move、エイムコントローラーの3つに対応しているね。

 

んで、今回全てのコントローラーでちょっとずつプレイしてみた。個人的にはMoveが一番しっくりきたかな、エイムコントローラーは正直微妙だった。理由は後述するよ。

 

(PSVRで使える3つ全てに対応している。けっこうレアなケースだね)

 

コントローラーの選択を終えるとステージ選択画面へ。

 

ここで気付くのは画質の悪さだね。スクショでもわかると思うけど、"紗がかかった"ような映像で、輪郭がボケているように見える。

 

この画面ではステージ選択の他に、設定の変更やターゲットの確認、リーダーボードなんかが表示されているね。

 

(これがステージ選択画面。左右にオプションやリーダーボードが表示されている)

 

ステージは全部で30だね。クリアと共に次がアンロックされていく仕様。

 

オプションでは銃の数(片手撃ちか両手撃ち)かの選択や、移動速度や方法の選択が可能。

 

このゲームは移動がとても重要になってくるから、オプションは繰り返し調整して、自分に合った設定を見つけるべきだと思うね。

 

 

  変わり種ガンシューティング

 

手に銃が握られているから、ターゲットを撃つのは想像がつくんだけど、それ以外のゲーム性は一切謎。

 

とりあえずデフォルトの状態で最初のステージを選択すると…

 

 

死んだ(笑)

 

なんじゃこりゃ? オートスクロールなのか? 勝手に前進した気がするぞ。

 

よくわからないゲーム性に呆気にとられながらも、数回プレイ。すると、徐々に「BEAT BLASTER」がどんなゲームか見えてきた。

 

これはスピードクリアを目指す

奥行き型シューティングみたいなゲームだ。

 

(単なるガンシューティングではない。ちょっと風変わりなゲーム性)

 

このゲームの最大の特徴は移動にある。デフォルト設定の場合、首を前に突き出すと加速、後ろに引くとブレーキ、デフォルトの位置でゆっくり前進となる。左右への移動も首の動きで行う。

 

ステージには動く壁や回転する巨大なハンマーといった障害物がたくさん設置されていて、接触するとゲームオーバー。チェックポイント毎に制限時間も設けられている。

 

つまり、出現する敵を全て倒しながら慎重に進むのではなく、可能な限りスピーディーにステージを駆け抜け、ハイスコアクリアを目指すゲームになっている。ガンシューティングであり、避けゲーでもある。

 

(13という数字が見えるかな? あれがゼロになる前に通過しないといけない)

 

(細い道が多いのが特徴。「Eagle Fligh」みたいに首を動かして障害物を避ける)

 

ステージには攻撃を仕掛けてくる敵の他に、得点となるオーブやターゲットが用意されている。

 

ただ、このゲームは難易度がそれなりに高いから、単にゴールまでたどり着くだけでも一苦労。無理してハイスコアを狙わずに、安全第一で俺はプレイしているね。

 

(回転する巨大なハンマー。コツを掴むまで避けるのが難しい)

 

(クリア後にはロボットと花ふぶきがお祝いしてくれる。映像的には普通だね)

 

ターゲットを破壊した時に花火のように火花が散ったり、よくわからないエフェクトが飛び交っていたり、映像は終始賑やかでいい感じ。

 

特に素晴らしいのは背景の宇宙空間だね。リアルな映像ではないんだけど、誇張して描かれた星々が綺麗。

 

ただ、やっぱ画質がボケ気味なのよね…。映像がもう少しシャープなら、凄みが増したと思う。

 

(ステージによって色が変わる宇宙空間。ゲームではこのぐらい盛ってもいいはず)


 

  価値あるガンシューティング

 

そんなこんなで、2時間ぐらいプレイしてステージ13までクリアしてきたね。前述した通り、難易度が高くて中々進行が捗らない。

 

そうだな~、色々と語りたい事はあるんだけど、まずはコントローラーについて書いておこうか。

 

デュアルショックの場合、ライトバーを使ってエイミングを行う。この時、2つの銃の撃ち分けが出来ないから、ゲームとしての難易度は上がる。

 

ただ、オプションでスティックによる左右移動が可能になるから、そっちがプレイしやすい人にとってはアリかもしれない。

 

エイムコントローラーの場合、撃ち分けが出来ない問題に加え、腕の疲労というもう一つの問題が発生する。個人的には全くオススメ出来ないね。

 

(デュアルショック&エイムコントローラーだと撃ち分けが出来ない)

 

目線による移動以外にも、上で書いたデュアルショックのスティック移動(左右のみ)と、HMDの傾きによる移動が選択可能。

 

傾きによる移動は下を向いて加速というかなり変わった動きが必要で、かなり癖がある。この操作には全く慣れなかったね。

 

(なんやかやでMove&デフォルトが一番プレイしやすいと思うね)

 

ゲームとしてはかなり中毒性があると思うね。リトライまでの復帰が早いし、普通のガンシューティングをプレイしている感覚とは全く違う。「VERTI-GO HOME!」に戦闘要素を足したようなゲームだと感じる。

 

ただ、ステージが自動生成だから、障害物が理不尽な並び方をする場合がある。特に動く足場の直後に壁が出現するのはキツ過ぎる。

 

(アクションによくある動く足場。首を反対側に動かしても一気に流れちゃうのよね)

 

(ゲートを開けるためにスイッチを撃ち抜く。こういう銃の使い方はいいね)

 

もう一つ残念だったのは、タイトルの"BEAT"が名ばかりのものになっている事だね。音と映像のシンクロにこだわりを感じない。

 

 

  現時点での感想まとめ

 

中々考えられていると思うね。ルールがシンプルだし、HMDの前後の動きでスピードを調整する操作も直感的でいい。

 

個人的には、もう少し敵の攻撃を抑えめにして、走り抜ける楽しさを追求して欲しかったけど、現状でも十分面白い。

 

ただ、画質の件はもったいないと思うね。エフェクティブな映像で光がボケ気味なのはいただけない。

 

とにかく、もう少しプレイしてみるよ。まだ折り返し地点にも到達していないから、これからが楽しみ。

 

というわけで、地味にオススメな一本です。ハマる人はハマると思う。