いま、ここに、いきる、おと -34ページ目
夜が明けて
落胆と混乱の中、
それでもサポートは与えられ
たくさんの涙で
心は洗われた
夜が明けて
私は一握りの希望を
握りしめている
壊れないように
失わないように
大切に
大切に
未来は誰にも分からないのだと
決めつけることは
出来ないのだと
すべては新しく
創りだされているのだと
声がする
ふるさとの大地には
すでに梅が咲き誇り
あんなに憂鬱だった冬が
もう過ぎていってしまうのだと気づく
そんなに急いでたら
すぐに春も終わっちゃうよ
目を開いて
しっかり感じてごらん
このいまを
空はそんな風に笑ってた
花束を抱えて歩いていると
その途中で会う人たちにも
喜びを渡せているようで何だか嬉しい
母に会いに実家に帰る
真っ白なウェディングドレスと
桃の花束を抱えて
春
春を私は運んでいく
あなたのもとへ

