風として緑の下風がふく鳥の声そっと目の前の生命に触れる私の手は 溶けてただの優しい 風になる大きな優しい 風樹のざわめきを吸い込んで風として舞い降りて消えてゆく大きな緑さわさわと差し込む光呼吸からだ「わたし」はどこか遠くへ溶けていくはるかに広がるスペースからこの瞬間を吸い込んでいるこんな風に生きていいのなら生命を使っていいのならなんて幸せだろう