こんばんは。プラススタディの福嶋です。
この仕事をやっていると、おもしろい言い間違いには事欠きません。
あっけらかん を あっけからん
はすむかい を はむすかい
などなど。
言葉そのものを知らない段階では、やはりすでに知っている言葉に寄せてしまう傾向が強いように思います。
あっけからんは「あっけ」にとられる・「カラン(水道の蛇口)」という別の言葉に引っ張られているわけですが、はむすかいは結構強烈。これも「ハム」「スカイ」という別の言葉に引っ張られて読み間違いが起こっているわけです。
ちなみにはすむかいの「はす」は斜めという意味です。
ですから、はすむかいはななめ前、という意味になりますね。
で、今日の授業中に感じたのですが、こういう間違いが起こるとき、言葉の意味が置き去りにされてしまっていることが多いように思います。つまり「はむすかい」という言葉がどんな意味かはあんまり重要視されていないわけですね。なんとなくの音の響きだけで発音してしまっている。
他に小学生と勉強していてよくあるのが「ふいんき」「たいく」かな。
無理やり漢字を当てて「不陰気」なんてのもよく見ます。
漢字を当てると言えば、以前集団塾に勤めていた時、授業で行った過去問演習の採点をしていてひっくり返りそうになったことがあります。
この話はことあるごとにプラススタディでもしているのですが、問題となったのは「欠勤」という言葉。
もちろん仕事をお休みすることを指す言葉ですし、この言葉が出てくるときはたいてい前後を見れば意味が分かるようになっています。「熱が出たので会社をケッキンする」など。
さすがにこの時期の受験生でこの言葉を知らない人は少ないと思いますが、その生徒はおそらくど忘れしてしまったんでしょう、そしてテスト中であせったこともあり、こんな答えを書きました。
熱がでたので会社を「血金」する
努力の跡はまあ認めないこともないのですが、この答えのまずいところは「意味をまったく考慮していない」ところ。せめて「欠禁」とかならまだちょっとだけ惜しいのですが、「血金」はどう考えても文の意味を考えたとは思えない。
そして、意外なことにすらすら出てこない漢字をこのように処理してしまう生徒が、中学受験の勉強をしてきた生徒ですら多いのです。
山科から受験する候補として挙がる難関校(中学受験)で、こういうところを突いた問題が一番目立つのはやはり東大寺学園でしょうね。
ここ二、三年は易化傾向ですが、東大寺の漢字書き取りは、一字一字はそう難しくなくても語全体となると大人でも知らない人がいるような言葉がよく出題されます。
我が家の不文律(ふぶんりつ)とか、無二(むに)の親友とか、看過(かんか)できない、とか。
それぞれ、「きちんと書かれてはいないが決まりとしてみんなが守っていること」「他に二つ(二人)とないこと」「見過ごせない」というように意味をとらえておいてから該当する漢字を考えれば、たとえ初見の言葉だったとしてもなんとか正解にたどり着けるのかなと思います。
個人的な印象では、ここ最近洛星中学校の漢字が少しそのような傾向を強めているように感じます。
受験生のみなさんは、漢字一問で涙をのむことがないように、まだまだ頑張って覚えていきましょうね。
漢字対策についても、受講生のみなさんにはどんどんアドバイスをお伝えしていきます。
どんどん話が枝分かれしてしまうので、今日はこのへんにしておきます。
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それではまた。