S氏からの依頼を受け

給与計算と

社会保険・雇用保険の手続きを

代行することになったパンダは

 

 

仕事を受けるにあたり

トド先生から

給与計算や行政手続きをするためには

業務ソフトがあったほうがいい

とアドバイスを受けた。

 

 

 

「今、俺の事務所で使ってるのは

 『社労夢』っていうシステムやけど

 他にも『セルズ』とか『アルディオ』とか

 社労士が使っている業務システムは

 結構あるよ。

 一度、『社労夢』の営業担当者を

 紹介しよか?」

 

とトド先生は言った。

 

 

 

たしかに、これから顧問客が

1社、2社、・・・と増えていけば

給与を手計算していては効率が悪い。

 

従業員情報を管理する上でも

システムを使って管理した方が

セキュリティ面やデータファイルの損失防止

という点からも導入したほうがいいに決まっている。

 

 

トド先生がよく仰られる言葉で

「当たり前のことを当たり前にできるか?

 必要なものに必要な投資が出来ていない

 社労士が多い。」

という言葉をパンダは思い出した。

 

 

これから社労士事務所を経営していく中で

作業効率、個人情報の管理、質の高いサービス

を考えると、

社労士用業務ソフトの導入は

必要不可欠である。

 

 

パンダは、トド先生にお願いし

『社労夢』を開発・販売している業者の

営業担当者を紹介してもらうことにした。

 

 

 

1週間後・・・・・

 

 

トド先生の事務所にその営業担当者が

来所されることになったので

再度、トド先生の事務所を訪問した。

 

 

 

営業担当者と名刺交換を行い

『社労夢』の機能について

渡された資料を見ながら話を聞いた。

 

 

そして気になる導入費用は

約10万円。

 

毎月の運用費用は2万円とのことだった。

 

 

 

パンダにとっては

決して安くはない金額。

 

 

 

今回、S氏から受ける仕事の報酬は

月額4万円。

 

 

どうするべきか悩んでいたところ

 

 

トド先生が営業担当者に

 

「導入するのにIT補助金って

 使えへんの?」

 

と聞いた。

 

 

営業担当者から

「はい、今月中に申し込んでいただければ

 IT導入補助金の対象となります。」

と返ってきた。

 

 

営業担当者の話によると

 

IT導入補助金とは

業務効率化を目的として

システム機器を導入した場合に

導入費用の一部が補助金として

返ってくる制度

 

とのこと。

 

 

導入費用の10万円と1年間の運用費用が

補助金の対象となるため

 

実質、導入費用は5万円、

1年間は運用費用が月1万円

 

になるとのことだった。

 

 

 

『社労夢』は

トド先生の事務所でも使用している

システムなので

操作面等でわからないことがあれば

聞くこともできる。

 

さらにパンダの妻が

トド先生の事務所で勤務しているので

日々の業務の中で当然

『社労夢』を使っている。

 

 

 

他にも業務システムはあるが

身近で同じシステムを使用している人がいたほうが

都合がいい

 

 

そう思い、パンダは『社労夢』の導入を決めた。

 

 

 

業務用システムを導入することになり、

S氏の仕事を受け入れる準備が整った。

 

 

 

と思っていたパンダであったが

 

 

営業担当者が帰った後

トド先生はパンダに

 

 

「そういえば、パンダは電子証明書は

 取得してんの?

 行政手続きを電子申請するには事前に

 電子証明書を取得しとかなあかんで。

 

 それと、これから仕事をする上で

 レーザープリンターは絶対必要やけど

 持ってる?」

 

と聞いてきた。

 

 

パンダは

電子証明書を取得しておらず

 

また、

レーザープリンターも持っていなかった。

 

 

 

 

⇒ 第52話へ続く