「日常生活用具給付等事業」という制度があります。
この制度は国が必須事業として定めているので、どの自治体にも存在します。
ただ、実施主体が自治体なので、各自治体毎に細かな規定の違いがあり、
「お隣の市では〇〇に補助金が出るのに、自分の市では対象になってない」
なんてこともあります。

大阪市では「重度障がい者日常生活用具の給付」という名称になってますが、この重度障がい者の中には、難病患者も含まれます。
障がい者手帳を持っていなくても、難病患者は日常生活用具の給付対象です。
まず、どういう品目が対象で、どういう条件で給付されるのか、自治体のホームページで確認して下さい。
せっかく補助金が出るのに、自費で買ってしまったらもったいないです。

例えば、大阪市の場合、下記のような品目があります。()内は、支給金額の上限です。

・ネブライザー(36,000円)
・電気式たん吸引器(56,400円)
・頭部保護帽(12,000円)
・車椅子用レインコート(10,500円)
・パルスオキシメーター(42,000円)
・紙おむつ(12,000円/月)

障害者手帳がなくても大丈夫ですが、その品目によって条件があります。

ネブライザーやたん吸引器は、難病+医師の意見書
パルスオキシメーターは、難病+人工呼吸器装着者
紙おむつは、難病で、体幹or下肢に障害があって、排泄の意思表示困難者
(この紙おむつの給付は、介護用品支給事業で給付を受けてる人は対象外)

医師の意見書にお金はかかりますが、私はこの制度を利用して、電気式たん吸引器を購入しました。
まだ、一度も、痰の吸引はしたことないんですが、転ばぬ先の杖として、早目に用意してます。

日本の福祉は申請制です。
知らないと損をすることがたくさんあるので、使える制度は覚えておきましょう。

 

 

このブログは、進行性核上性麻痺(PSP)と診断されたばかりの方を対象としたまとめブログです。

PSPの夫との日常を記録したメインブログはこちら↓

 

 

 

 

にほんブログ村 病気ブログへ