進行性核上性麻痺、要介護5の夫。
この病気の方は、体幹が固くなって、首が後ろにそってくる人が多いそうです。
ところが、夫の場合は逆で、首が下がって、いつも下を向いてます。
いわゆる首下がりです。
パーキンソン病の方に、よく見られる症状だそうです。
最近、それにプラスして前傾姿勢が顕著になりました。
前傾の上に、首下がりです。
移動するとき、特に方向転換するとき、必ず、頭が壁にぶつかります。
「頭をあげて」
「真直ぐ立ちましょう」
色々、声をかけますが、うまくいきません。
トイレ介助のときが、一番、問題です。
狭い中で、方向転換しないといけないし、
スムーズに動けないし、
トイレから出るときに、入り口の壁におでこがぶつかるんです。
夫のおでこに傷がいっぱい出来てます。
2年前に「重度障がい者日常生活用具の給付」で購入した保護帽、
全然使ってなかったんだけど、トイレに行くときにかぶせることにしました。
当時は、いかにも保護帽というのを嫌がって、普段かぶっても違和感がないようにと
夫の好みで、前につばのついたキャップ型の保護帽にしたんですが、
今度は、その前のつばが邪魔になります。
元々は転倒時に頭部を守るための帽子。
今回は、おでこを壁にぶつからないようにするために使いたい。
そしたら、夫が前後逆にして、後ろかぶりにしました。
これなら、ちょっとは役に立つかも。
そういえば、大谷翔平選手も、よく帽子を後ろ前にかぶってますよね。
※頭部保護帽は、「重度障がい者日常生活用具の給付」の対象です。
特に、診断書も必要なく、障害者手帳を見せるだけで給付金がおりました。
自治体によって違いがあるので、必要な方は役所にお問い合わせを。
↓そのときの記事はこちら
とりあえず、トイレの出入りは、それでおでこを保護出来るけど、
この首下がりって、食事介助や口腔ケアが大変なんです。
顔が真下を向いてるので、口元が見えません。
首を支えるサポーターのようなものを買おうか、今、悩んでいます。
これは補装具として、助成の対象になるのかな。
助成の対象になるとしても、診断書を書いてもらうのもお金かかるし、
そして、使えたとしても、病気は進行するから、長く使うこともないだろう。
本格的なものでなくて、安価で簡易的なものはないかな。
首を支えるための装具について、何か情報をお持ちの方がいれば教えて下さい。
よろしくお願いします。