今週、夫の認定調査があります。
私、結構、緊張しています。
今の夫、要介護5なのですが、既に支給限度額オーバー。
自費が出てる状態です。
これで、もし、介護度が下がるとどうなる?
訪問入浴の回数を減らさないといけなくなります。

状態が良くなって、介護度が下がるのは仕方ありません。
ズルをして介護度を上げてはいけないとも思います。
でもね、調査員の判断には、かなり個人差があることがわかったし、
それより何より、夫の状態を正しく伝えるために準備が必要です。

お勉強させてもらってるサイトは「介護認定調査員の部屋」です。

 


このサイトの「調査項目を読み解く」が面白い。
いや、これを面白がってるのは私くらいかな。照れ
「え?そうなん?そうだったの?!」と新たな発見があります。
「話題」のカテゴリーも面白いんです。
こういうのを面白がって読んでるところが、私がオタクである所以です。
オタク心がくすぐられるんです。ニヤリ

認定調査では、聞き取りあるいは実地で確認した結果を、調査員がマークシートにチェックを入れていきます。
そのマークシートを一次判定ソフトにかけ、コンピュータによる一次判定結果を出します。
その一次判定結果と特記事項、主治医の意見書を認定審査会にかけて、最終的な判定をします。

巷では、主治医の意見書が大切という意見もありますが、私が調べた結果では、
コンピュータの一次判定がそのまま最終判定となるのが8割だそうです。
そして、主治医の意見書が一番影響するのは、要支援2か要介護1かの判定です。
主治医の意見書が影響するのは限定的。
特に更新の場合は、審査会の簡素化が進んでいて、審査会にかからないこともあるんです。
主治医の意見書をアテにしてはいけません。
「認定調査が全て!」

と思って、調査に臨みましょう。←自分に言い聞かせている爆  笑

そして一次判定のコンピュータのロジックなんですが、すごく複雑です。
樹形モデルというのを採用されてるらしいですが、私たち素人の考えることと全然違います。
「嚥下」が「出来る」と「出来ない」では、「出来ない」方が介護度が上と思うじゃないですか。
だって状態が悪いですもん。でも、それが違うんです。
樹形モデルでは、介護度の判定のために、介護にかかる手間(時間)を算出します。
「食事」の樹形図では、嚥下が出来ないの方に行くとそこで終わり。3.1分。
嚥下が出来るの方に行くと、食事の介助法の枝分かれがあり、意思疎通出来るかとか、問題行動があるかなどの枝分かれがあり、最大で60.1分が基準時間となります。

嚥下出来る人の方が、介護の手間がかかるってことです。
ただ、嚥下出来ない人では経管栄養や中心静脈などの医療行為があるでしょうから、医療関連行為の樹形図で、基準時間が算出され加算されます。
つまり、何ていうか、一つの項目が出来る出来ないで介護の時間が算出されるという単純なものではなく、いろんな項目の組合せで決まっていくようです。

細かいことを書き出すとキリがないし、ほとんどの方は興味がないでしょうから端折りますが、色んな項目があっても比重は同じではないんです。
一次判定に影響を及ぼす項目と、あまり影響のない項目があります。

夫の場合は、「口腔清潔」がキーになりそうです。
前回の調査結果をシミュレーションにかけると、「口腔清潔」が一部介助か全介助かで、結果が変わってきます。
「介護認定調査員の部屋」で調べた限りでも、「口腔清潔」は4つの樹形モデルに関わり、一次判定にかなり影響するようです。
「口腔清潔」を全介助と判断するには、磨くという行為を介助してるだけではダメです。

私は、歯間ブラシも使ってるし、フロスも使って、時間かけてますが、それは関係ありません。

どんなに頑張ってるかは関係ないのです。

口腔清潔の流れの中のすべての行為に介助をしてるかどうかです。
一番キーになるのは、すすぐという行為。

コップにお水を入れて渡すだけでは全介助になりません。

お水の入ったコップを口までもっていってお水を含ませる。

そこまでやって全介助です。
この一手間があるだけで、要介護4から要介護5に上がりました。

あとは、精神・行動障害の具体的エピソードと頻度をまとめておかないと。
それは週に何回くらいですか?とか、いきなり聞かれるとあわてますからね。

 

大阪市の場合は、認定調査が終わったら、その場で調査票の控えをもらえます。

だから、すぐにシミュレーションにかけれるし、ここがこう判断されたのだとわかります。

他の自治体で、その場で調査票控えをもらえるというのは聞いたことがありません。

必要であれば、調査票の開示手続きをしないといけないようです。

私は、大阪市のやり方を支持します。

一つ問題があるとしたら、その場で言いにくいことはメモにして帰り際に渡せば良いとよく言われてますが、もうそれでは遅いということです。

特記事項には書いてもらえるかもしれませんが、マークシートに反映してもらえないとね。

 

さて、ここまで対策していても、乗り切れるかどうか不安です。

今回、要介護5をもらえたら、有効期間が3年か4年になると思うので、しばらく安泰なのですが。
 

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