Amebaのhome画面に「2年前の12月に書いた記事があります」って、過去の記事が表示されることがあります。
2年前がどうだったか、私も忘れてしまってるので、懐かしく読み返すと、「ああ、そうそう、こういうことがあったな」と思い出すわけです。
これは、2日続けて転倒が起きて、心が参ってた時の記事です。
夫は、今より動けていました。
私の言うことを全然理解してくれなくて、勝手なことばかりするからどうすれば良いのかと、泣きたくなっていました。
この時、急激に進行してると泣き言を書いてますが、今はもっと進行しています。
2年前は、要介護2、障害者手帳3級。
今は、要介護5、障害者手帳2級。
進行した分、動く範囲も狭くなりました。
手摺りも、片手だけだと、身体を保持出来ません。
両手で手摺りを握ってないと、動くことが出来ません。
だから、当時と今では、今の方が転倒は減っています。
一番、転倒が多かったのは、この病気と診断される直前くらいだったと思います。
その頃は、何でこんなところで勝手にコケてるのか、と、怒りも覚えてました。
いきなり視界から消えて、道端に寝転がってたんですからね。
それもこれも、進行性核上性麻痺というこの病気のせいだったのに。
昔のことを、今さら、悔やんでも仕方がありません。
だって、知らなかったんだもの。そんな病気だなんて。
夫は、難病だと告げられてから明るくなったんです。
よくこけるし、どんどん出来ることが出来なくなっていくし、物忘れも増えていくし、でも、それは全部病気のせいだったんだって、それがわかってホっとしたって。
それから夫は穏やかになり、怒ることも少なくなって、私のイライラも減りました。
こういうパターンは珍しいのかもしれません。
どうせ、遅かれ早かれ、人は死にゆく運命なのだから、出来るだけ後悔の少ない生き方を選びたいと思います。