2019年12月10日 Wクリニックを受診。

 

Wクリニックは脳神経外科のクリニックです。我が家からは自転車で10分くらい。
母が某公立総合病院を受診したとき、WクリニックでMRI撮ってもらうと早いからと、紹介してもらったことがあったので、その存在を知りました。W先生はその公立病院の出身で、その近くにクリニックを開業されていたのです。
それで、3年くらい前に、夫がめまいをおこしたとき、Wクリニックを受診しました。そのときは何の異常もなく、1年後に再検査をと言われてたのに、そのままになっていました。それ以降、めまいもなかったし、腰の手術をしたことに気を取られてたので。もし、再検査に行ってたら、この病気がもっと早くわかったのでしょうか?

 

Wクリニックは予約なしでも当日MRIを撮ってもらえます。待合室には多くの患者さんがいましたが、それほど待たされずに検査をしてもらえました。
3年前の画像と今回の画像を並べての説明が始まりました。専門的なことはわかりませんが、素人目に見ても、脳の形が違うのがわかります。ドクターは病名を告げず、「脳にも外科と内科があります。僕は外科医なので、内科の先生の意見を聞いた方がいいと思います。週に1度、神経内科の先生が来られてるので、神経内科の予約をして帰って下さい」と言われました。その時点で、手術で治る病気でないのがわかります。イヤな予感を抱えながら、神経内科の予約をして帰りました。幸い、翌日が神経内科の先生の来る日だったので、日を空けずに診てもらえることになりホっとしました。

 

翌朝、神経内科のH先生の診察を受けました。問診、そして、歩かせたり、目の動きを見たり、ハンマーで足を叩いたり、色んなテストをした後、病名を告げられました。

「これは、進行性核上性麻痺に間違いないと思います。」
「難病です。治りません。すぐに難病の申請をして下さい。」
それから、日常生活での注意。とにかく転びやすいので、一人で外出させないように。外を歩くときは、しっかり手をつないでささえるように。飲み込みが悪くなるので、嚥下のリハビリをするように。
他にも、何か色々言われたような気がするけど、私は、ただボーっと、先生の話を聞いていました。質問もほとんどしなかったような気がします。
看護師さんから「進行性核上性麻痺」と書いたメモを渡されました。難病の申請書は病気によって違うので、病名を間違えないように書類をもらわないといけないそうです。

 

私の悪い予感は当たりました。ショックと言えばショックだけど、いよいよ来たか、みたいな、何とも説明し難い気持ちになりました。泣くこともなく、怒ることもなく、たぶん、一般の方よりは受け止めるのが早いように思います。
それにしても、進行性核上性麻痺なんて、聞いたこともない病名だ。筋ジストロフィーやALSや小脳変性なら、少しは知識があったのだけれど、進行性核上性麻痺って、一体どういう病気?知らない病気だったから、ピンと来なくてあまりショックが少なかったかもしれないな。

 

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