介護保険限度額オーバー
進行性核上性麻痺の夫、現在、要介護5です。この病気は「厚生労働大臣が定める疾病」にあたり、訪問看護が医療保険になります。訪看STから来てもらう訪問リハビリも医療保険です。「これが介護保険だったら、とっくに限度額オーバーしてますよ」とケアマネから言われてました。今まで、それにあぐらをかいて、介護保険の点数なんか気にせず、いいと思ったものは何でも導入していました。どうやら、来月は限度額オーバーになる見込みです。理由は、はっきりしてます。訪問入浴を導入したからです。訪問入浴って、看護師1名を含む3名で来て小1時間。そりゃあ、人件費かかりますよね。点数高いのも仕方ない。限度額オーバーすると、オーバーした分は自費になります。ケアマネさんから、オーバーしたらどうするかという相談は事前に受けており、場合によっては、デイケアか訪問入浴を休んで調整するということになっていました。7月にオーバーするのは130単位くらいだそうです。基本は1単位10円なので、金額にして1300円くらい。それくらいなら、自費負担するということにしました。1単位10円というのが基本ですが、地域によって人件費に差があることを考慮し、地域単価というのが設定されています。東京都23区が1級地とされ、訪問入浴での1単位は10円でなく11.40円に設定されています。大阪市は2級地で、訪問入浴では1単位が11.12円です。これが福祉用具になると、人件費があまりかからないサービスということで、全国共通1単位10円です。我が家の130単位オーバーは、どのサービスを自費にするかで金額が変わってきます。訪問入浴だと130✕11.12=1445円、デイケアだと130✕10.88=1414円、福祉用具だと130✕10=1300円。なので、限度額オーバーする場合は、福祉用具で調整してもらうのが、一番負担が少なくなります。我が家の場合も、福祉用具屋が調整してくれることになりました。ケアマネさんに聞くと、福祉用具屋さんが自ら申し出てくれてホっとしたということです。福祉用具屋の中にはイヤがる事業所もあるんですって。「手続きが複雑なんですか?」と聞くと「全然大変じゃないです。オーバー分を自費でもらうだけですから。1単位10円だから、計算も簡単。なのに、イヤがるところが多いんです」実はね、このケアマネ事業所の親会社が福祉用具屋なんです。きっと、その親会社のことだと思います。我が家に入ってるのは、その親会社ではなく、別の福祉用具屋です。