Pessimiste Ver.666 -8ページ目

Pessimiste Ver.666

絵,ネタ書きのブログ


GarAlLeY d'E PeSsimIsTe-mY lOVeRy PaNTy


相互仲間のささあゆ氏に,コラボ作品として譲渡したもの.

正式のタイトルは,


【ふんどし祭り】ブリーチをよく知らない俺が平子を描いてみた【後ろを差し出す漢】


です


一番のお気に入りは下卑た微笑も勿論,髪色の着色です

配色は少し拘りました



pixiv>>http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=9494513

「やあヴェガ,1年ぶりだね」

「1年ぶり,アルタイル.禿げたわね」

「嗚呼やっぱり何年会っても君はとてもよく気がつく女だね.でもね,ヴェガ.世の中言わなくてもいい事だってあるんだよ」

「ごめんなさい.正直すぎるもので.それよりアルタイルぅ?私,何処か変わったと思わない?」

「色っぽくウインクされてもね…変わりすぎだよヴェガ…どうしたんだい,その脇毛と胸毛…」

「だ,だってぇ.仕事に追われる毎日でオス化しちゃっ」

「おい.いい加減にしろよデネブ」

「キャッ!ごめんなさい,ヴェガお姉様!」

「ああ,ヴェガ.本物はそっちか」

「酷いわねアルタイル.よりにもよって双子の弟と間違えるなんて…」

「いやー可笑しいと思ったのさ!君がオス化する筈なんて無いって信じてたから」

「当たり前よ!それより,貴方去年と比べて頭が薄くなったわね」

「二度も言うなよ!」

「言ってねえよHAGE!オロすぞ!」

「ちょ,三度も言うなよ!」

「三度も言ってねえよHAGE!しば」




-------------------------------強制終了------------------------------










>>>>>Character




■デネブ


 ヴェガの双子の弟,顔だけ少し似ている


 毛深いマッチョで,オカマ


 アルタイルからは何故かよく姉と間違われる












<<Vol.01
    Vol.03>>


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デネブは姉貴ラヴで,アルタイルには淡い恋心を抱いていると言う設定があったら,少し恐ろしいかもしれない
それはもう,本当
三つ巴的な意味で,ですよ

南瓜君-the Punpkin Man-










02:続・南瓜君-フランケン・シュタインの暴発-









無限ループとは、何とも恐ろしい




継ぎ接ぎのソファに寛(くつろ)ぎ、私ことフランケン・シュタインは、ため息をついた。

あのジ・ハードとやらを終えて2年の時が経過した。

1年前のハロウィンでも同じ様に、あの自称才色兼備の南瓜お化けを打ち負かし、私は再び、そう再び見事勝利を得る予定でいたのに。

いたのに、1年前のハロウィンに、彼は居なかった。

居なかった。


何故。

私は毎年同じ手口で彼に勝っている。

彼は毎年同じ手口で私に敗れる。

私の使う、初級レベルの幻術に、彼はいともあっさりとひっかかる。

そして、1年前、奴の姿を、蔕(へた)一つ見かけない。

さては火星から帰れなくなったか。

全く、相手が馬鹿なのか、私が強すぎるのか。




まあ、この際どちらでも構わないが、今年もこの闘いは始まるのだろうか。

奴のノリに任せっぱなしな私の個人的な気持ちとしては、実はどうでも良い。

どちらかと言えばうんざりする事の方が多いのだが。

何なのだろう、この気持ちは。

これが、ここ数十年下界で流行の恋-Koi-とでも言うのだろうか。




少し思考して、遮断。

あるわけないだろ。


私はあっさりとその考えを切り捨て、呑気につい先日拵(こしら)えたばかりの茶などをしばき始める。

真夜中のちょっとしたお楽しみである。

と言っても、ここ魔界は、年中無休の真夜中で、朝など訪れないのだが。

ただただ、真っ暗な空を月が冷たい光を放っているか放っていないか。

暢気に考え耽っていると、ドアを乱暴に叩く、些(いささ)か野蛮な音が聞こえてきた。

あまりにも耳持ちならぬ音に嫌気が差し、かけよるとそこには、


骸骨の面をかぶった死神が立っていた。


「よう景気はどうだい?縫い傷の旦那」

鈴の音のような少女の声で死神が言う。

「おやおや君は。スカル・リブスじゃないか。相変わらずグロテスクそうな面構えね」

目を丸め、私は少し皮肉を込めてご挨拶。

「そう褒めるなよ。照れるじゃないか」

何処を褒め言葉と受け止めたのか、本当に照れる仕草をするスカル・リブスと言う名の死神。

彼女、面の中身はかなり可愛い。


「褒めてないけど。それより、君といつもつるんでる木乃伊(ミイラ)は一緒にいないの?」

「あの子なら新作のホルマリン漬けに夢中だよ。そんなことよりも私が聴きたいのは貴方とあれの戦いについてだ」

「あれって、南瓜くんのこと?何か凄い今更ね」

「バッ其の名を口にするんじゃねえ」

スカルは、この名前を口にすることをかなり嫌がる。

何故なら、その骸骨の面の中身のせいで南瓜くんにストーカーされているからだ。

もてる女も辛いのね、私は思う。


「ごめんなさい。じゃああれの事はピーでもドゥギューンでも付けるとして。彼との戦いで聞いてためになる事でもあるの?」

とても訝しげに問うてみると、スカルは面倒くさそうな仕草で。

「理由がなきゃきいちゃいけないのかよ。興味本位だけど、文句ある?それに急に知りたくなったんだ、今更なものか」

「いいえ、上出来よ。あれと私の戦いについて語るわ。入りなさい」

「案外簡単に口を割るんだな。まあいいや、教えれ」

「一言多いのよ君はいちいち」

少し不愉快そうに首を傾げつつも、私は改めて深呼吸し、少し間を置く。

その手にはメスと糸を通した針が握ってある。


「この話を語るには、私とあれの出会いについてから語らなければならない。分かるでしょう?あれのしつこさ」

「ああ、半端ないな」

「本当しつこくってね。出遭った瞬間から向こうは何か電撃でも走ったのかしら。私を見るなり『うおーオラと勝負しろー!』なんて言い出すのよ?」

骸骨の面の中の瞳が大きく揺れ、スカルは手に持っていた鎌を強く握り締めた。

「で、とうとう私はうっとおしくなって。『いいわ、明日の万聖節の日にでも楽しい殺し合いを始めましょう?いいこと、本気でかかってきなさいね』とすごんでみたのよね」

「で、毎回どんな手口であれをしばくわけ?」

「ちょっとした幻術よ。見事に引っかかってくれるのよねえ。いい加減学んでほしいとさえ思えてくるよ」

「でも、それを毎年やっちゃうのか」

「そうそう。もう私、超うんざりしてるのよ」

「うんざりしてるならさ、いかにとっととこの戦いを終わらせるかって事を考えた方が建設的じゃないか?」

「分かってるよそれぐらい。失礼ね。でも向こうが毎回負けを認めずに戦い挑んでくるんだもの」

「いやそれでもだよ。貴方、密かにこの戦いを楽しんでるんじゃないのか?」

面の中で目をクルクルさせながら、スカルはこちらを見てくる。


私は小さく笑い、手にしていたメスでついに、己の左頬を刺し、鼻っ柱を通過して右頬に差し掛かるあたりまで目掛けて赤い線を引いた。

「うっわ」

スカルは心底気持ち悪そうに声を発する。

そんな彼女に構うことなく、いったんメスをテーブルに置くと、今度は糸の通った針でそれを頬の傷に持ち運ぶ。

ぼたぼたと鮮血が零れ落ちるが、毎度の事だし、ちっとも気にならない。

「そうね。どこかで私は楽しんでいるのかもしれない。同じ手口にやられる様を見て、彼と私の格の違いを噛み締めたいのかもしれない」

頬の皮を引っ張り、ぷすりと針で突き刺しながら、私は話を進めた。

「いてっ…で、私ね、ちょうどこんぐらいの背丈の幼女に化けるんだけど、あいつったらそんな姿の私相手に何て言うと思う?」

「いやフランケンさ、縫合するか話すか、どちらかにしようや」

「じゃあお話やめていい?私は一向に構わないんだけど」

「却下」

「縫合はやめないわよ。これほっといたら後で悲惨なんだから」

「いやあのさ…いいやもう、つっこむのめんどくせ。続けて」


がくりと首(こうべ)を垂れるスカルを尻目に、私はふふと微笑みながら話を続ける。

「『南瓜くりぬいて遊ぶたーどんな神経してるだぁーッ!おまいらおしおきだーッ!』とか言っちゃうのよ。全くお馬鹿さんよね」

「うん、あれが馬鹿なのは分かってるけど、毎回幼女に扮する貴方もどうかと思うんだけど。飽きない?」

「え?正直飽きたよ?でも、女子供の方が敵は油断するでしょ?それだけのことだけど」

それに彼に同じ術は何度だって通用する。

「でもさ、不毛じゃないか?無限ループだろ?」

「そうなんだけどねえ。分かってるんだけどー。ほら、逃げたら負けかなあ!って」

縫い進めるたびに苦痛に呻いたり顔を歪めたりしながらも、やはり流れ落ちる鮮血に目もくれず、私は言った。

超棒読みで。

「それ絶対本心じゃないだろ」

面倒くさそうに、スカルは突っ込みを入れた。


あれからどれほど時間がたったのだろう。

時計の針は、下界単位で言う早朝を指していた。

「なあフランケン…」

姿勢も視線も下を向いたままで、スカルがぽつりと私を呼ぶ。

「なに?」

血にまみれながら、しかし笑顔でスカルを見つめる。

鏡で見たらさぞ凄みがあって恐ろしいことだろう。

分かっていての行動だ、我ながらグッジョブだと思う。

一方スカルは凄い至近距離で私に詰め寄り、瞳が潤んでいる事が分かるくらい近く、上目遣いで視線を絡めてくる。

脳内の何かの感覚が瀕死している私にとっては、こんなことされても、別に何とも思わない。

「好き…」

「…」

「じゃなくって」

「うん」

「今度私をあれと勝負させてくれ」


何だと思ったら、そんな事。

私は少し呆れて、凄い近くまで迫っていた彼女を引っぺがす。

「勝負?勝手にすればいいじゃない」

「いやー、人様の玩具借りるから一応一言と思って」

「意外に律儀なのね。てゆうかあれは私の玩具にすらなりえないんだけど」

「意外って何だ意外って。まあそんな事はどうでもいい。それより今の本気にしたろ」

悪戯に成功した子供のように面越しでも分かるほど瞳をきらきらさせながら、問うてくる。

だから私は、

「好きだってやつ?しないよ?何で?」

と、平然と言ってのけてやると、彼女は機嫌を損ねたらしい、瞳の輝きが失せた。

無理も無かろう、悪戯と呼ぶにも申し分足りないレベルの悪戯に当然ながら引っかからなかったのだから。

「別に…」

返ってきた台詞も、拗ねたようなそれで、極めて短いものだった。

流石に彼女の自尊心を傷つけたかな。

そう思った私は、優しさを繕った声と笑顔で名を呼んだ。

「スカル」

「何だ」

視線だけこちらに向けてくるスカル。

「大好きよ」

囁くように言った。

「え」

少しだけ驚きを秘めた声。

そこから私は更に笑みを深くして。

「本気にしたね」

と、言い放った。

我ながらグッジョブである。

「バッ、しねーよ」

「フフッ、仕返し」

火に油を注ぐ行為ほど面白いものは無い。


存分にからかうところまでからかって気が済んだところで、私はとある重要な事を再び思い出す。

「そう言えば、あれ。ピー。火星から帰ってきてないってか、行方が分かんないんだけど」

「なん…だと…?」

骸骨の面の中の瞳が驚きの色を宿す。

「もうさ、あれだよ。あれと勝負したいんだったらもう好きにやっていいから、ついでに探してくればいいよ」

「何だ、てめえでどっかにやっておいて私に探せと?」

「お嬢さん、等価交換って言葉、知ってるかしら」

「何の話だ?」

「私の所有物を無償で貸す代価と思えば安いでしょ?見つかれば君はあれと戦えるんだし」

うん、なんか私とても頭のいい事を言った気がする。

「何か言いくるめられた感が」

少し不服そうな仕種で、スカルがぼやく。

納得はされていないが、とりあえずはこのまま事が運びそうだ。


が、

「いやいやいや、ちょっと待て。何かおかしいぞ。さっき貴方は、あれは貴方の玩具にすらなりえないと言ったばかりじゃないか。何が無償だ偉そうに!」

やはりあれとは違ってできる娘らしいスカル。

「あら、ばれちゃった?ごめんなさいね。でも、どちらにせよあれとは戦いたいんでしょ?ついでと思えば気も楽だと思うんだけど」

「うぬっ…やっぱり言いくるめられてる感が」


少し悔しそうに声を漏らしたスカル。

少しやりすぎた感もあるが、こちらとしてはまだ意地悪し足りないところだが。

と言うよりは、これは意地悪の範疇に入るのだろうか。


「しょうがないな。じゃあその代わり、あれを見つけ出して、ましてやあれに見事勝利しえることができたら…」

「何だ。何かくれるの?」

「私と…」

「え」

スカルの瞳が僅かに揺れる。

何かを期待しているような瞳だと察して、私はにんまりと微笑んで、


「下界で流行してるピンクシネマでも観に行きましょうか」

「嫌だ!」

即答で一蹴。

そうくると思った。

スカルは愛だの希望だのエロチシズムそのもの、それに準ずる物全般が嫌いらしい。

まあ死神なのだから無理からぬ事だろう。

私もあくまで魔界人なのでその類は好きではないけれど、ネタ的な意味でなら楽しむ事くらいはできる。

反射神経はどうやら優れているようだ。

「フランケン…絶対私をからかっているだろう」

「え?今頃気付くの?遅くない?」

「なめるな!少しは予感くらいしていたわ」

「予感がしながらも相手してくれたのね。スカルって本当は優しい子なんだね」

にこにこしながらスカルを見つめ、言い放つ。

とうとう腹が立ったらしい、スカルは鎌を握りなおし、

「貴様っ!私に謝れ」

それだけ言って、乱暴に偶々近くのテーブルに悪気無く置かれている愛用のティーセットを破壊した。


悪気無く、置かれている、愛用の、ティーセットを、破壊した。

悪気、無く、だ。

愛用の、ティーセットを、だ。


「あ…き…み。なんてこと…そのティーセットは…」

私の中で、何かがざわめいた瞬間だった。

止血もままならぬ肌に、最初から構うつもりも無かったが、取り敢えずそれに構う事も無く、私は、ぶちきれて、











最小化した。





元々図体は大きいほうなので、これ以上大きくなってもしょうがない。

下界で描かれる魔界人は、キレると巨大化するものが多いが、私は敢えて小さくなる。

これで何をするかと言うと、

「ちょ、怒ってるのは私なんだが…勘弁しろよ。最小化とか…くそ!」

言って鎌をしっかりと握り締めながら猛ダッシュでその場を逃げ出したスカル。

そう、彼女がブルって逃げ出したくなるほどのぶち切れモードの最小化とは…


「逃がさないわよ」


最小化した私の身体は、本当にただの人間では見ることが出来ないほどの微粒子サイズのものになる。

しかしそれが何だと言うと、何、大したことは無いのだ。

無いのだが…

狂気の幻覚を本能のままに放出するだけの事だ。

これがなかなかあれで、そう、魔界全土とはいかなくても、かなりの広域で浸透してしまうのだ。

しかも、術者である私も狂気を視ると言う。

人々は、そんな私を嘲笑い何と言うか。




敢えて明かそう、“低脳なる狂人”であると――







我を忘れてぶちきれてから、どれぐらい経過しただろう。

気がつけば元のサイズに戻っているし、私にいたってはティーセットの破片と仲良く添い寝などしている。

ああ、これ、お気に入りだったのに。

感情に任せて激怒した後は、何だか清々しいような虚しいような、何とも言えぬ感情に支配されている。

同じ奴、お店に売ってるといいな。

うう、同じ種類と言えど、あの子の代わりになるものなんているのかすらも分からないけど。

贔屓目にしても、あの子は使い勝手も良くて、いい子だったなあ。

やはりこれも、恋-Koi-とでも言うのだろうか。


ティーセットへの未練はともかく置いておいて。

その間の記憶が無いのはいつもの事だが、身体の傷が増えている。

どうせまた狂気に支配されながらも自傷行為を辞めなかったのだろう。

そんな私、或る意味グッジョブだ。

しかし縫合とまではいかなかったらしい。

切り裂くだけ切り裂いておいて中身が飛び出しかかっていると言う何とも半端な姿だ。

溜め息を吐きながら、針金を通した針を用意する。

たまにはこっちで縫合するのも気持ちいいのよね。

「あっ、でもやっぱり痛い…でも気持ちいい」

そんな事を呟きつつ、私の頭の隅には先程の死神少女の事も占められている。

今頃は狂気に支配されて、己の皮膚を掻き毟っているのだろうか。

それとも、何とか狂気からは逃れて、あれ―南瓜くんの捜索に向かっているのだろうか。

無事に、生きているのだろうか。


かみ締めるように皮膚と皮膚を針金で縫い合わせながら、私は頬を流れる血生臭い赤をぺろりと舐め上げたのだった。













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2年越しのリクエストお題『ハロウィン@続・南瓜くん』と言う事で書きました
大変お待たせいたしました

ところどころぐだぐだとお話が進行しているかもしれませんが、やはり駄目ですね
一つのネタはシリーズ化してつまんない方向へ傾くととことんつまんなくなってしまうみたいです

こんなんでよかったらどうぞ