ボウリングはレーンコンディションとの戦いが大きなウエイトを占めています。
トーナメントでは、レーンコンディションによって優勝者のアベレージや大会全体のアベレージが大きく変わります。
そしてこういう言葉を耳にする事があります。
ハイスコアーの出やすいレーンコンディションの時には、
「こんな簡単なコンディションでやっていたら日本のボウリングはいつまで経っても世界で戦えない」
「こんなのボウリングではない」
逆に点数の出ない難しいコンディションの時は、
「大会が盛り上がらない」
「会場センターのイメージが悪くなる」
「玄人には面白いかもしれないけれど、一般の人が見てワクワクするの?」
僕はJPBAのトーナメントは、1トーナメントで2パターン以上のレーンコンディションを採用するべきだと考えています。
比較的スコアーの出やすいコンディションとスコアーの出にくいスポーツコンディションの2つは必要です。
スコアーの出やすいコンディションで競い合って、その中で打ち勝つというのはやはり大変な事です。
それを「こんなコンディションで・・・」と否定的に捉える必要はないと思います。
そしてスコアーの出にくいコンディションでしのぎあいながら、そのコンディションを克服していく面白さ。
「理想のレーンコンディションってどんなコンディションですか?」
こういう質問をされると僕は「自分がベストのボウリングをした時に克服できるコンディション」と答えます。
初心者なら初心者レベルのコンディションでプレーした方が楽しいし、トッププレイヤーがあまりにもイージーなコンディションでプレーしても面白くないのも事実です。
レーンコンディションによって攻め方や難易度が変わる事を一般の人に伝えるためにも、そして何よりもエンターテイメント性の追求という意味でも2パターン以上のコンディションでトーナメントを行うべきだと思っています。
例えば・・・、
テレビ決勝、2勝先取で勝ちという方式。
1ゲーム目はスコアーの出やすいコンディション。
2ゲーム目はスコアーの出にくいスポーツコンディション。
もし1勝1敗であれば3ゲーム目は上位進出者にレーンコンディションの選択権がある。
この様な方式を採用したら、観戦も面白いと思う。
「このプロは爆発力があるよな~、でも粗いから次のゲームはわからないぞ。」
「しぶいボウリングをするよね。今度はこういうアジャストをするんだ。」
「レーンコンディションによってボウリングまで変わっちゃったよ。」
絶対楽しいと思う。
爆発力と緻密さを身につけなければ勝てない。
日本のボウリングのレベルも上がるだろう。
JPBAが日本のボウリングをリードするために・・・、
まだボウリングをよく知らない未来のファンのためにも、
2パターン以上のレーンコンディションでトーナメントを行うべきだと思います。