浅山虹子です。
わかりあい。
さゆりさんという同学が,いつも通訳してくれます。先生の授業で,私が分からないでいるところを通訳してくれます。「通訳」というのは正しくないかな。先生の授業は日本語で,さゆりさんの「通訳」も日本語ですから。日本語を日本語に通訳する。ちょっとへんですが,でもそうなんです。たぶん同じように外国人なので,私にどこが分からないか,どういえば分かりやすいか,私より日本語の上手なさゆりさんには,ピンとくるらしい。
そういう意味で,「わかりあい」。もっとも私はさゆりさんのために,まだ何かを「分かって」あげることはできませんから,一方的な「~あい」だけど。気持ちとしては「わかりあい」,これが私のクラスです。
そんなわけで,私は授業を受けていて,勘違いするところ,勝手に思い込むところが沢山あります。ちょっと落ち込みます。自分の気持ちを取り戻すために,お昼ご飯だけは一人になって,学校の下のイタリア料理店に行くのです。
店長さんが優しくて,コーヒーのおかわりができます。
それでちょっと元気になるのです。
ここでも誰かが私のことをちょっと「分かって」くれます。
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日本でのおつきあいは,夫の周囲の先生たちが多く,格好とファッションは、まだ改善の余地もありそうです。ところが、この学校に来て,日本の格好いい男の「先生」は,みんなここにあつまっているのかしら?と思うほどステキでした。一番格好良かったのは,男性用スーツの授業の先生です。自分の仕事,洋服に対する愛情がひしひしと伝わってくる授業でした。![]()
今まで女性のためのスタイリストの仕事をしたいと思っていたけど,男性用のスーツにも興味がわいてきました。そんなことを考えていたら,偶然、故国の男子バレーボールチームのコーチをしている友人から電話がきて,いまこういう勉強をしているのだと話すと,外国チームの選手はユニフォーム後が格好いいが,僕らはいまひとつダサいから,チームのファッションコーチをして,と言われました。![]()
この学校で先生の授業を聞いて,センスと技術を磨いて,世の男性のファッションを手伝えたら,先生方のような素敵な男性にあえるかも,と思いました。
がんばろっ。