27日に食品スーパーVへ買い物に行ったら、10キロ入り袋のお米が台車に同じ銘柄で30袋も積んであり、しかも、その台車が9台も所狭しと並べてありました。

店員がお米を積んだ台車を奥の倉庫から次々と押して来て運び、お米置き場の側へ横に並べていました。

お米の置き場の棚にも15袋以上は積んであり、1袋は4,398円程でした。

既に少し売れた様で少なくなっていた台車もありました。

昨今はコメの品薄状態が続いていると言われていますが、ある所にはあるようです。

 

昨年の猛暑による品質低下で流通量が減少し、買い占めが起きないよう購入を制限するスーパーも出てきたと言います。

米価も上がり続けており、インバウンド(訪日客)の回復・急増による外食需要の増加で、日本食の消費が拡大していることも価格の押し上げる要因となり、拍車をかけていると言います。

今後市場に出回る2024年産米も酷暑の影響が懸念され、業者や消費者の間に困惑が広がっていると言われます。

 

 

23年産米の収穫量は例年並みでしたが、高温により白濁したり、粒が割れたりする品質悪化で供給量が減ったと言われます。

ある大手スーパーは今年6月以降、在庫不足で特売を中止と言います。

別のスーパーは今月、前月比1~2割の大幅値上げに踏み切ったと言います。

一方、食糧庁によれば在庫不足は逼迫していないと言います。

どうやら、玄米の段階で何処かのライスセンター以降で一部の卸業者が、大量の在庫を低温倉庫に抱えている可能性があります。

 

本来はこの頃になると新米への期待から、買い控えが起きて米価は下がる傾向があるのですが、価格を吊り上げるのが目論見なのか精米の流通量を調整していると思えてならず、コメの品薄状態を演出している可能性もあります。

つまり、一部の卸業者は独占と売り惜しみを継続する事により、米価が大幅に値上りする時期を待つと言う、狡猾な商法なのかも知れません。