【書評】政府保有資産を活用すれば日本は無税国家になれる

http://www.news-postseven.com/archives/20170301_496893.html

 

【書評】『政府の隠れ資産』

【評者】森永卓郎(経済アナリスト)

 

政府が保有する資産は、どの国でも大きい。その資産を政府が保有し続けるべきか、売却すべきかは、常に論争の的になってきた。しかし、著者は、それはどうでもよいことで、政府保有資産のガバナンスを強化して収益力を高めることこそが必要と主張する。

 

 

柔軟な発想で観の転換をし視点を変えて全国民と共に豊かに暮らそう

政府版のプライベート・エクイティ・ファンドのようなものを作る

国有地や知的財産権など資産を活用したビジネスを政府とは独立した専門家に任せる

 

日本は、世界のなかでも、とりわけ政府保有資産が大きな国で、独立行政法人などを含めた広義の政府が保有する資産は930兆円にも上っている。

先ずは試験的に何割かの資産を活用して成果の出来具合を見るのも良い

消費税も廃止されて庶民は負担感が無くなり心理的な開放感から消費は拡大へ

 

年金の積立金不足も解消する

生活保護費の不足も解消する

その他、社会保障なども充実が可能となる

個人事業者を始め、中小企業へも税負担がなくなり体力が回復する

世界には、税収に頼らなくても政府系の企業による、地下資源などの産出で歳入としている国もある

増税を安易に考えるよりも手持ちの資産で、歳入を賄える様にする方策は頭も使い方次第