復旧工事のため、天守閣およびその周囲が大きな布で覆われることになるのだそうです。
現在の熊本城天守閣は、地震で瓦が剥がれ落ちたままの状態で草のつるが伸びたり菜の花が咲いたりと、さながらシータとパズーが降り立った時のラピュタのようですが、おもてなし武将隊の私の推し武将黒田官兵衛さんは(この人自由で面白いひとです)「黄金週間明けには天守が大きな布で覆われる」とさながらノストラダムスのような予言をしておられます。そして、その布がいつ取り払われるのかは書かれておらず、その点はまさに2012年以降暦の続きがないマヤ暦のよう。さすが軍師官兵衛、見切ってますな(何を)。
たとえ50年前の鉄筋コンクリート造りであっても、瓦が崩れてボロボロな姿であっても、天守の見える風景はそれだけで精神的な助けとなっていたんだなと感じました。復興のためには必要なステップなのはわかりますが、次はいつ見られるのか、ラピュタ状態はラピュタ状態で神秘的だったのだが、そして私は熊本城が地震前の姿に戻るまでの20年という月日をこの日本で生きられるのかという不安というか自信のなさがよぎります。生きねば。
なので皆さん、黄金週間はぜひ、熊本城に天守閣を見納めに来てください。