第15回めは、『護法魔王尊』より登場人物~かんたんに紹介~
天手力男神(アマノタヂカラオノカミ: 以下、タ)
・・・思兼神(オモヒカネ)の側近。実は思兼の子
天児屋命(アメノコヤネノミコト: 以下、コ)
・・・思兼のもう一柱(ひとり)の側近。祭祀の神だが実は文盲。祝詞は全てアドリブ
まずは、お名前をどうぞ
タ:天手力男神だ。
コ:アメノコヤネノミコトだよ。
男性ですか女性ですか?
タ:・・・ま、手力“男”神だから男だろうな。
コ:じゃあ、コヤネは何だろうね

タ:布刀玉(フトダマ)と比べると体格は男性的だが。
お前、男じゃないのか・・・・・・?
年齢は?
コ:かなり長く生きているよ。
タ:年齢の概念がわからない。
二人の関係は?
コ:何だろうね。
タ:思兼がいないと成り立たない関係だな。
二人の関係を何かに例えるならば、何?
コ:・・・漁夫の利?
タ:・・・・・・漁夫は誰なんだ。
コ:なら三国干渉かな?
タ:三者関係という点でしか合ってないよな・・・・・・?
ほほう・・・・・・
タ:・・・ん?何か妙な具合に捉えていないか?
二人のご職業は?
タ:普段は高木家(思兼の実家)および高天原の門番をしている。
コ:私はフトダマと一緒に祭祀をしているよ。
簡単に自己紹介をお願いします
コ:私はアメノコヤネノミコト。祭司として高天原で行なわれるイベントの司会もしているよ。
タ:天手力男神。岩戸開きでは最終的に俺が天照大御神を岩屋戸から出した・・・って、多分今まで質問を受けてきた中で、俺たちが一番まともに答えているだろ・・・・・・?
じゃあ他己紹介、できるかな?
コ:確かにそうだね。タヂカラオはこれまで私が話した神の中でも一番まともかもしれない。
タ:そういうお前の言うことはまともではあるかもしれないが殆ど的を射てはいないよな・・・
二人のいる世界を簡単にご説明していただけますか?
コ:スピリチュアルな世界にいることは確かかな。
タ:・・・・・・強ち否定はできないな。
お住まいは?
コ:とある産土の社だよ。
タ:(うぶすな・・・?)・・・・・・高木家だ。
相手の誕生日言えます?
タ:・・・言える訳がないよな?だってコイツは多分・・・
コ:誕生日なんて忘れてしまったよ・・・・・・

タ:・・・・・・やっぱりな

最近二人で行った場所はどこですか?
コ:・・・行ったかな?
タ:滅多にないだろ。岩戸開きの際にウズメの舞を同席して観たくらいじゃないか?
どうでした?
コ:ウズメはああして見ると、やっぱり綺麗な女性だね。
タ:褒めているのか貶しているのかわからない発言だな・・・。
いつも相手のことをなんて呼んでます?
タ:コヤネ。
コ:タヂカラオ。しっつー。(本名が志津彦)
タ:しっつーはない!!
身長はどっちが高い?
タ:俺だろう。
コ:さぁ・・・実は私かもしれないよ・・・・・・?(一説によると一丈二尺五寸(約2m80cm))
タ:・・・・・・?
お互いに好きなところを言い合ってください
タ:コイツだけはむやみやたらに俺を責めない、追い立てない。(←主に尻拭い係)
コ:性格的に一番まともなところかな。
では嫌いなところは?
タ:気まぐれでいい加減、面倒くさがりや。
コ:君はかっちりしすぎじゃないかな。
けんかはしないでくださいねっ
コ:喧嘩をしてはいけないそうだよ、しっつー。
タ:おい!!
相手にやめて欲しい事とかあります?
コ:何かあるかい?
タ:・・・それでもお前はまともな方だから別にいい・・・・・・
最近相手にしてもらって嬉しかったこととかあります?
タ:お前は他の神と違って、たまに俺を労わってくれる。
コ:不憫だね、タヂカラオ・・・
タ:同情するならせめて己の仕事をしてくれ・・・・・・
最近相手に対して怒った事とかあります?
コ:私からはないね。
タ:書類に不備があった時に指摘するくらいだな。後のことは玉祖に任せてある。
コ:タマノオヤも大変だね・・・

タ:・・・・・・お前のことだぞ?
これから二人で何をしたいと考えていますか?
タ:今のところ、何も目標はないよな?
コ:うん、そうだね。
タ:なら、現 状 維 持 だ。(本当にあっさりした関係)
お互いに常日頃から思っていることを打ち明けてください
コ:君とはとても付き合いやすいよ。
タ:互いにまともに近いからだろうな・・・。
ありがとうございました。
では最後に一言お願いします
コ:案外すぐに終わったね。
タ:質問に対してストレートに答えればそんな大したものでもないだろ。
・・・でも、今回はよく喋った方だ。
コ:君は普段あまり喋らないからね。