こほん、失礼いたしました

今回は幕末とも熊本とも全く関係のない記事です。
以前、私の周囲は先祖がはっきりしている人が割といるけど私の先祖はわからない的な話をしましたが、我が家は見事なまでにきれいさっぱりそういうのが消えた家系です。
調べてみたいと思い、それとな~く親に許可を仰いでみるのですが、毎回あんまりいい顔をしてもらえないのでやはり知らない方がいい家系もあるのだな~と感じました。
熊本では路線バスで「先祖調査は禁止です」というアナウンスが流れるくらいだしな~。
どう考えても我が家は流れ者ですしね・・・明治はどうも宇和島にいたらしいですし。
親族の同意なしに戸籍を取ったりするのもどうかと思うので(親の段階で既に謎ですし・・・)、結局調べていないのですが、なんかつまんないし自分は神と神のサラブレッドとのたまう者がいて悔しいので(爆)、対抗して調べられる範囲で自由に調べてみました。日本は皇国なんだから全ての民が神の子孫なんだよ!←
すると、なんかすごいものに辿り着きました。
『ウガヤフキアエズ王朝』
・・・は?
なんかアヤシイ香りがしてきました。
とはいえ、真面目に研究しているかたもいらっさるので、私も本記事に限っては真面目に記述していきたいと思います。
『ウガヤフキアエズ王朝』とは、日本の初代天皇である神武天皇以前に存在したとされる古代王朝。神武天皇の父であるウガヤフキアエズが開き、数十代に渡って治められた。
ウガヤフキアエズは記紀の『山幸彦と海幸彦』の項にて登場する神であり、山幸彦(ホオリ)の子だそう。
『山幸彦と海幸彦』は浦島太郎の原型となる話で、猟が得意だったホオリがある日、猟に飽きたのか漁が得意な兄・海幸彦(ホデリ)と道具を交換して魚釣りに出かけます。ところが、ホオリは途中で兄に借りた釣針を失くしてしまう。
困り果てていると、何故か「ユー!海神の宮殿に来ちゃいなYo!」とスカウトされます。そして「あなたが落としたのは金の釣針銀の釣針それとも普通の釣針?あなたは正直なかたですね。それでは海神の娘と結婚させてあげましょう!」という展開になります。ねぇ、釣針は!!?
そのホオリと海神の娘(名をトヨタマヒメという)の間に生まれたのが、ウガヤフキアエズです。なんでや!!
詳しくはWikipediaに載っているので、興味があったら補足してね。
ウガヤフキアエズは漢字表記すると「鵜草葺不合」となり、「産屋の屋根を鵜(ウ)の羽(草)で葺(ふ)いて(作って)そこで産むのだけれども、産気づいて作り終える前に出産しちゃった!」という意味なんですって。なんだか全てにおいて不憫ですが、最も不憫なのは天皇の一族であるにも関わらず、その証である「穂」の文字を与えられずそんな名前をつけられたことだと思います。天孫と海神のハーフだからなのだとか。要するに異端扱いなのですが、そこから初代天皇が生まれるのですね。
ウガヤさんの活躍の記述は特にないのですが、謎の多い神だけに後世に創作された神説とか、先ほど書いた王朝説とか、いろいろ好き放題言われております。王朝の位置や信仰の集中する場所、墓所と呼ばれる場所は主に大分県・宮崎県・鹿児島県だそう。
本記事では王朝説(ウガヤフキアエズ王朝、以下:ウガヤ朝)について軽く触れますが、このウガヤ朝、一般的には存在しないものと考えられています。ウガヤ朝は存在するとする書物は複数ありますが、いずれも偽書の扱いを受け『古史古伝』と呼ばれています。歴史なんてしょせん勝者の創作物なんでその真偽について語る気はないんですが、我が家のルーツはこの古史古伝にあるようです。
我が家系(仮)は王朝説を支持する家系で、仁徳天皇の兄が発祥なのだそうです。彼は、仁徳天皇の父である応神天皇の時代、自分ではなく弟が皇太子となったことに腹を立て、弟の暗殺を計画するも、事前に察知されて逆に滅ぼされてしまうというなんとも残念なお人で、ウガヤさんとこの人どっちがかわいそうかっていったら どっこいどっこい な気もしますけど、まーウガヤさんかなあ(爆)
つまり歴史的敗者となったために、仁徳天皇を勝者とした記紀が日本の古代史書の主流となった、というものです。
古史古伝は偽書の烙印を捺され、ウガヤ朝の存在は歴史から抹消されることになる―――。
我が家の歴史は闇の歴史。決して表に出ることは許されない、日本の陰の歴史―――。
そして私は調べるのをやめた―――。
いやあのね、私が求めているのはそういうものではないのよ。もちっとさぁ、抽象的にしても先祖は桓武平氏でしたとか、藤原氏が関係していますとか、こう、なんか日本の国の在り方を根底から引っくり返すような反抗心は私にはないかなぁ

頑固な性格を中二病と言われて久しいですが、まさか出自が中二病を患っていただなんて、お姉さん、信じたくないよっ!(←同じ出自を持つ方に全力で謝ります!

このことを神と神のサラブレッドの友人にしぶしぶ報告したら
友「あ~いるいる、そう言いたがる人。歴史のない国とか家って、歴史を作りたがるもんねぇ~」
と言われました。うっさいわ!てかその出自の人に失礼だろ!(←人のこと言えず)
もういいでござる。拙者はるろうに、出自もわからぬまま、ただ流れるでござるよー。ござるよー。ござるよー。。。
池上さんの番組を愛好している私ですが、昨日は『知っているようでよく知らない韓国のナゾ』(フジテレビ)、今日は『実はみんな知らない日本』(テレビ朝日)という特集がありましたね。
それら番組の両方に少し引っかかる発言がありまして、
一つめは『韓国のナゾ』の「3.11(東日本大震災)の際、最初に救助に駆けつけたのは韓国である」
二つめは『知らない日本』の「君が代の歌詞は古今和歌集から抜粋している」
という部分です。
あれ、私は一つめは「台湾」、二つめは「薩摩琵琶歌の『蓬莱山』」と聞いたのですがどうなのでしょう?
と、思ったら、どちらも嘘ではないけれどなんかちょっと意図あって省いてあるみたいですね。ちょっとこんがらがりました。
池上さん相手でも油断したらあかん!と、自戒しましたね。
真実を知ることは、容易ではない・・・・・・ (記事全容をうまく総括したつもり)