私にしては珍しく、現代日本を舞台にした話を最近書き始めました。24枚(4万字程度)の読切の予定です。
以下、メモがてらあらすじ。
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『面影』
主
人公徹(とおる)は、クラスメイトの奈都(なと)の葬儀の帰りに、奈都とそっくりな空気を放つ人物に出会う。秦珪(しんけい)と名乗るその人物は、自分は
ドッペルゲンガーであり、その人が今一番逢いたい人に成り代わることが出来るのだと言う。秦珪によって、奈都の死は事故や自殺ではないと明かされる徹。秦
珪は奈都を殺した犯人を探す協力をすると申し出るが、報酬を受け取らない代わりに"ある"事をして欲しいと頼む。その内容は―――
「―――私の影を、見つけてください」
登場人物(今のところ)
今池 徹
....主人公。高校生。
軽い性格に見えるが一途で、たくさんの女の子と付き合っていたが、内心ではずっと奈都を想い続けていた。
秦珪との出会いにより、奈都の死を乗り越え、更には秦珪の心を取り戻してゆく。
秦珪
....徹の前に現れた謎の人物。中性的な容姿をしており、自分の姿に「逢いたいと願う相手の面影」を映すという特異的な体質の持ち主。その為自分の心を見失い、犯人探しと引き換えに共に探してくれるよう徹に依頼する。
絃端 仁継(いとはし きみつぐ)
....バー『BASIC』のマスター。弱視でほぼものの輪郭しか見えないが、感覚が鋭く足音や気配で人を判別する事が出来る。秦珪を認識する時は、秦珪の意識的な合図や特徴の無さから読み取るらしい。
私自身が他人からよく人違いされる事から膨らんでいった妄想話。