魔弾の射手のブログ -8ページ目

金沢の盛り場

今日は,旭川に行ってきた.久しぶりの本格的な雪道ドライブに緊張.
雪のある道はいいんだが,雪のないところは,つるつるでブレーキを
かけると車が何処に行くのかわからない.おまけに,田舎道は地吹雪.
わだち.北海道の怖い道の3点セット.
こんかいは日帰りだったが,今冬いっかいは泊って,なじみの店に顔を
出したいと思っている.36街は,だい好きな町である.特に,細い小路が
いっぱいあるところがいい.そんな細い道を首をすぼめてあるいて,とあ
るすなっくの扉をギーィっと開ける.いまどき珍しい石油臭いストーブが
あたたかい.いいな.36って.
金沢の盛り場は片町である.ススキノのようなおしゃれな風俗は少ない.
ないといってもいいかも.時々,歩いていて,あっと気を抜いたときに「マ
ッサージいかがですか」と,声がかかる.不幸にしていったことないんだ
が,お金を出すと片言の日本語で特別なマッサージを受けられる.もち
ろんそのマッサージでは,肩こりは治らない.腰痛には効くかも知れな
い.だいたいは客引きとちがう女が出てくる(らしい).スナックのおねえ
ちゃんからも,単身赴任の身分がばれると,紹介するよととの声がかか
る.あるとき同僚がどうしてもいきたいというので,別行動をとった.なか
なか,好みのタイプがでてこず,ひどく疲れてかえってきた.意欲に脱帽!
私は犀川沿いのビルの一軒のラウンジで,水面にうつる片町の灯をぼう
っと見るのが好きで,よくいっていた.雪明りのころ,とくによろしい.
他の街にはない金沢のよいところである.

旭川よりは,すこし大人の雰囲気.




温泉

そろそろ 正月休みも終盤戦に入ってきた. 例年なら,単身赴任先に戻らなければならない時がだんだん近づいてきて,ブルウになるころだ.ことしからはそんなことないはずだが,こころの片隅で,ああいつもなら,いまごろ新千歳空港だなとか,富山空港かなとか考えてしまう.金沢での単身生活だったので(理由は後述)本来は小松空港利用のはずであるが,金沢と富山は非常に近いのと,新千歳→小松のフライトが12時ごろ発,新千歳→富山のフライトが17時発,家内と少しでも一緒にいたかったし,昼飯を一緒して帰るのには富山空港利用が必然だった.
話は,前後する.東京での単身生活は仕事の関係で,1年でおわり,金沢での単身生活になった.金沢は観光都市で,かつての加賀百万石の首都の色合い濃く残している町で,しかも支店経済.わたしのすんでいたワンルームマンションも各会社の支店長,販社の専務,社長,大学教授といった面々が住んでいたところで,食事付(しかも板さんの加賀料理,妙齢のウエートレスさん),大浴場,トレーニングルーム,ゲストルーム(奥様の緊急査察がありますので)など設備がととのった,単身天国のようなマンションでした.おっさんが集まると,当然ゴルフとか飲み会で盛り上がり,もともと無聊をかこっていたもんだから急に親しくなるのは時間の問題.たのしいたのしい単身生活が始まることとなる.これが,「おんな」なんか(失礼)をつくるよりはるかに楽しいのである.(つづく)
なんてこと考えながら,,家内とその友人を苫小牧のアルテン「ゆのみの湯」に,おつれしました.強食塩泉で,お肌つるつる,体ぽかぽか,表現が陳腐で恐縮であるが事実なので仕方がない.帰りに,アリオによって出来合いの食料品を仕入れて夕食.亭主がひさびさにずっといるんで料理がんばってたらしいが,そろそろおつかれか.冠生園のしゅうまいとKALDI Coffee Farmで 生ハムを仕入れ今夜の夕食.

単身赴任

最初に単身赴任したのは東京だった.
やってみたい仕事のオファーが,他の部署からあった.
もちろん 一も二もなく転勤を決めた.
問題は,家族.家内は,友人や家族のいるこの町から離れたくないといい
結果,単身赴任になった.
例によって,おとこのならいか不謹慎ながら,たのしいこともいっぱいあるぞと
わくわくしてのスタートだった.結果からいうと,東京はなーんにもないつまら
ん単身赴任だった.職場では,毎日毎日大量のメール(の処理).しかもほと
んどなれない英文.時々の海外出張は,日本の喧騒とは違いゆっくりできた.
どうも,わたしはカミサン恋しいオーラを出してたみたいね.だから,東京では
怪しいこと一切なしだった.
カミサンに言わすと,あんたは(わたしの事が)恋しいんじゃなくて,さびしがり
やさんなだけよ,とずばり.そのとおりなんでびっくり.
寂しさが,東京のおねーちゃんのほうに行かなかったのは,さいわいだった.
帰省も月に2度.金曜日の夕方,会社が引けて羽田空港へいちもくさん.
東京からふるさとへ帰るらしきビジネスマンがたむろし,どんより空気が重い
羽田空港の出発ラウンジでフライトを待つ.寒いくにの空港のひんやりして乾
燥した空気にはやくあたりたいとおもいながら.