「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」というのは野村監督の座右の銘らしいですが、元は江戸時代の大名で剣術の達人でもあった松浦静山の剣術書『常静子剣談』にある言葉らしいです。

私の仕事は企業相手のコンサルティングが多いのですが、正にこの言葉どおりだなと感じます。

儲かっている企業、伸びている企業は理由はそれぞれでして、時には時流に乗った(勿論、時流に乗るのにも不断の努力が必要なわけですが)というケースもあります。

逆に儲かっていない企業、左前になっている企業は、だいたい同じでして、基本動作が出来ていない、且つそれに経営者が気がついていなかったり、人材のせいにしている。

基本動作をきちんと継続してやっていくというのは簡単な様で実は難しいんですよね。
また一回タガが外れると、修正するのにはかなりの力が必要になる。

要するに、経営といえのは、勝つ為にどうすればよいのかという答えはなかなか難しいですが、負けない(崩壊しない)為にどうするべきかというのは比較的明確なのではないかと思うのです。

経営において、勝つ為には、どこかで勝負をかけなければいけないタイミングがあるのだとは思いますが、その時に基本動作も出来ていないガタガタの組織では、勝ちは覚束ないという事になってしまうわけです。

最近、知人の中国人や、中国関係に詳しい人に何人か聞いたのですが、中国の景気は予想以上に冷え込んでいるようです。

独身の日にアリババで何兆円売れたとかいう一方、実店舗での販売は苦しくなっているようです。(Eコマースに消費者が流れているのは世界的な流れかもしれませんが)

また中国の企業が発行する社債等がデフォルトするケースが増加しているようです。

中国政府は自国からキャピタルフライトが起こらない様にするのに一生懸命です。

ただ自国民や自国の企業のキャピタルフライトは強権的に抑えることが出来ますが、外資のキャピタルフライトを抑えるのには限界がありますし、あまり無茶なことをすると今度は中国への投資を控えるという流れになってしまいます。

まだ直ぐにクラッシュするような状況にはなっていないかとおもいますが、個人的には遅かれ早かれ中国では何かが起こるだろうと考えています。

 

たとえ私企業の経営者であっても、経営者になったからには公人であるという認識を持つべきである。
経営者に何かあれば、それは即その企業の印象となる。
経営者になったら私心は二番、会社が一番でなくてはならない。
また、手柄や報酬を第一に自分が取りたい人間は経営者になるべきではない。
竹下元首相がよく言っていた言葉で
「汗は自分でかきましょう。手柄は人に渡しましょう」
というのがある。
経営者やリーダーはまさにそうあるべきだと思う、