日産、ホンダがEV事業などで包括提携 その評価は?
日産とホンダは3/15、電気自動車(EV)分野で提携する検討を始める覚書を結んだと発表した。
「イーアクスル」と呼ばれる部品の共通化などを視野に入れる。
イーアクスルは駆動源のモーター、電力変換装置の「インバーター」、回転を伝える「ギア」などを一体化したEVのコア部品である。
また車載ソフトウェアの開発でも協力する。
車に搭載するコンピューターを制御する基本ソフト(OS)のシステム設計などの共同研究も念頭に置くとしている。
◆ 両社が提携に至った背景
なぜ両社は今回に提携検討に至ったのか?
背景にはEVマーケットの変化がある。
主要各国では脱CO2の題目のもとに、2030~2040年までに新車販売でガソリン車を禁止してEVに移行させるという政策が発表され、自動車のEVシフトが期待されたわけだが、ここに来てそのEVの販売の伸び率が鈍ってきている。(販売の絶対数自体は増えているが)
ここでいうEVというのはBEV(Battery Electric Vehicle)というガソリンを使わず電気のみを使って走る車を指し、後述するPHVは含まない。
足下で伸びているのはハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)だ。
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