ダイハツが不正で全工場停止 トヨタはスズキに急接近する?
ダイハツ工業(ダイハツ)は12/20、国内外の全工場で、自社で開発した自動車の出荷を停止すると発表した。
新車の安全性を確認する試験などの不正が新たに174件見つかった為だ。
生産についても停止する。
◆ なぜ不正が発生したのか?
ダイハツの不正は25の試験項目におよび、現在国内で生産・開発中の全ての車種で見つかっており、1989年から30年以上にわたり行われてきた。
しかしながら第三者委員会の発表によると2014年以降に不正行為の件数が大きく増加しているとある。
その理由は何か?
キーワードは「短納期開発」である。
ダイハツは1998年にトヨタが株式の51.2%取得し、トヨタの連結子会社となった。
2005年に社長に就任したトヨタ出身の箕浦氏の下で開発した「ミライース」は、従来よりも大幅な開発納期の短縮に成功した。
その成功体験によって、その後も新車開発での期間短縮が求められるようになっていった。
2016年にはダイハツはトヨタの完全子会社になり、トヨタグループでのアジア向け小型車開発という役割を担うようになっていく。
ダイハツではどんどん短納期での開発が至上命題になり、現場が不正に手を染めていったというわけである。
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