私が証券会社で働きだしたのは平成10年(1998年)です。
既に平成に入っていましたが、企業内の風土としてはまだ昭和の雰囲気が多く残っていました。
(私が入社して、しばらくして場立ちが廃止されました)
いわゆる軍隊式。
個人的には昭和と平成の始めに学生時代を過ごしてきており、学生時代も軍隊式の色彩が強く残っていましたので、
それほど違和感はありませんでしたが。
一方、コンプライアンスという意味では今ほど厳しくはなかったかもしれません。
またネットもまだ津々浦々まで普及していませんでしたので、何かあったらすぐにネットで拡散され叩かれるということもありませんでした。
令和の企業文化はどうでしょうか?
ブラック企業と呼ばれるところはありますが、概ね昭和の軍隊式文化は薄れているのではないでしょうか?
「体調が悪くても這ってでも来て頑張れ!」みたいなことをいう会社は殆どなくなったのではないでしょうか?(一部のブラック企業を除いて)
それは、会社側の責任が大きく問われるということが大きいとは思いますが。
会社の文化としては自由になったけど、コンプライアンスという面では厳しく縛られ実は自由が少なくなっているのかもしれません。
証券会社にはかつて「サラリーマン?」と思われるような破天荒な社員がいっぱいいました。
昭和の時代は伝説と言われるような破天荒かつスケールの大きい社員がいて、その中で経営者になった方もいたようです。
私が働きだした頃は90年代に不祥事等もあり、少し大人しくはなっていたかもしれませんが、まだまだヤンチャな先輩がいっぱいいました。
稼いでいれば、少しぐらい無茶苦茶の方が格好いいみたいな文化がありましたね。
証券会社は少し特殊かもしれませんが、他の業種でも昭和の時代には名物社員と言われる人たちがいたようです。
今は個人の存在感は凄く小さくなっているように思えますね。
コンプライアンス的な見地からは、一人に一気通貫で業務を任せないという感じになっていますし、
社員はどんどん企業の歯車的になっているように感じるのは私だけでしょうか?
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