コロナでテレワークをしている人は結構いる。

テレワークが普及する事で、労働生産性などの効率が上がることは大いに賛成である。

 

しかしながら、最近よく聞くのはテレワークになったからモチベーションが下がったという話である。

 

サザエさん症候群という言葉がある通り、日本人は多くは(サラリーマンの多くは)日曜日の夜になると月曜日からの出勤を意識し、

花金(かなり古いが)という言葉の様に、金曜日になると仕事が終わったという感じでオフになるという生活を長く続けてきた。

 

これがテレワークだと例えば月曜日の朝になったからといって通勤する訳ではなく、パソコンの前に座るという感じになる。

(テレワークの本質は結果評価で時間管理ではないので、必ずしも月曜日の朝ににパソコンの前に座る必要はないのだが)

 

どうも仕事モードになったという感じがしない(力が入らない)という人が結構いるようだ。

 

そういう人は、おそらく今まで月曜になったら通勤するということで仕事のONスイッチを入れていたのだろう。

 

今テレワークを使っているのは、通勤等の無駄な時間を減らし(今はコロナの拡大を防ぎということもあるが)、より業務に時間を使えるようにするという主眼だ。

 

ただテレワークの普及は、時間評価から結果評価へ移行するということに本質的なメリットがあると考えている。

 

それには労働法を本格的に変えなければいけない。

 

既に日本の労働法、雇用慣習等が世界から取り残されていると言われて久しい。

 

終身雇用が出来る時代は終わっているのだが、企業は終身雇用的雇用(終身雇用ではないので的としている)で人を集め、労働者は終身雇用にまだ甘い夢を抱いている。

 

これは持続できない「泡沫の夢」である。

 

テレワークはこの「泡沫の夢」をぶっ壊し、日本の企業や労働者の目を覚まさせる号砲だ。

 

今変わらないと手遅れになる、でも政財官でこれを推し進めようという動きが弱い。

 

誰かが旗を振ってやらなければいけないのだ。

 

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