マヨエールの愛した宿、鶯谷の万上旅館や井の頭公園の和歌水もなくなってしまい、寂しくなりました。

 

万上旅館は、布団の敷き方からして淫靡で、布団を密着させて敷くのです。

旅館だと、カップルで泊まっても、布団と布団の間に隙間があるでしょう。

 

万上旅館は、布団の敷き方からして、いかにも秘め事をする場所という趣があって、大好きなのでした。

タイル貼りの浴槽も、非実用的なかたちをしていて、これもよかった。

 

井の頭公園まわりの連れ込み宿は、和歌水に限らず、婆さんが部屋まで案内して、何なら茶をいれてくれるようなところが多かったように思います。

もちろん恥ずかしい。双方恥ずかしい。なので、婆さんがいなくなった後、ほっとして不思議と盛り上がるんですね。

 

いまさらバリアンとかいっても、右往左往してしまいそうです。どこかいい、「旅荘」ないかなあ。

できれば、婆さんが部屋まで案内してくれるようなところ。

 

この活動をされている方は、どういうところをご利用されるのでしょうか。

マヨエールは、地方の場合、国道沿いの旅荘メインです。(旅館や静かなホテルのこともありますが)