大エースさん、女の子の日が重くて、リスケと相成った。

以前、突然その日がきたとき、彼女は、ホテルの一室で封筒を固辞した。

予期できるものでもないから、こういう場合は、別に返す必要はないという取り決めを彼女とした。

 

彼女との間にある取り決めは、これくらいかもしれない。何時間で解散だとか、どういう内容だとか、封筒の中身とか、そういう取り決めはまったくない。この活動は、個人間のやりとりなので、しっかりと契約書を交わすわけではないが、ほとんど取り決めがないという例も珍しい。着帽は、約束にするまででもない、当たり前のことである。

 

マヨエールには、最低でも一回は食事した相手でないと行為に及べないという弱点がある。

故に、登楼ができない。

「僕は登楼ができない」とかいったら、ズッ友の女流作家も褒めてくれるだろう。 (P活はできるんだけどw)

 

そこで、弱点を克服するべく、我が学派で行われている「即会い即ホ」を実践することに決した。今回は、業者でない、地雷でない、セミプロでない、メッセージがちゃんとしている、それくらいの条件で近県をアプリ検索したところ、木更津のAちゃんという専門学校生と約束をその日のうちにとりつけることに成功した。あれ、こんなに簡単にいくの・・・・・

Aちゃんは、あいさつがしっかりできて、やりとりもスムーズ、とにかく明るく元気、あまりスレていないような印象を持った。

(主戦場の地方がきつすぎるのだ)

 

木更津の駅前で待ち合わせ。以前よりも、木更津駅はさびれていた。高校生しか乗らない気動車のエンジン音がやたらに響く。

商店街はほぼシャッター通り。BGMすら流れていない。

駅ビルは、5階にハローワークが入っているだけで、ほぼテナントなし。ガラガラの1階は、休憩所として使われていて、電車やバスを待つ高校生がスマホをいじっていた。

 

そして、何気なしにスマホで地図をみたら、駅の向かい側の国道沿いにゆで太郎があるではないか。

即会い即ゆで太郎即ホ という新たなパターンを試すチャンスだ。決して日和ったわけではない。

 

待ち合わせ場所の木更津駅前に現れたAちゃんは、発育のいい、今風の女の子だった。処女肥りがまだ残っているような、まだくびれなんかない、そんな身体。肌が、若い。

Aちゃんは高校生の群れをかきわけ駆け寄って、車に乗り込んできた。

マヨエールは、アイスブレイクのために、チョコラBBを渡して、一緒に飲んだ。

 

そして、「ごめん、海ほたるで軽いもの食べてくる筈だったんだけど、混雑してて、何も食べないで来ちゃった、もうお腹ペコペコ。ホテルに行く前に、そこのゆで太郎寄っていいかな?」

と切り出した。Aちゃんはケラケラ笑って、いくー、というノリノリの返事。

うん、いい子だな。そして、クーポンを取り出して、ほら、みてみて、海老天もカレーもクーポン出せば無料で頼めるよ! これ、おそば界最強のクーポンなんだよというと、またケラケラ笑って、じゃあカレーにするというAちゃん。

Aちゃんは、カツ丼におそば、カレー皿(クーポン)というまあ素晴らしい食べっぷり。マヨエールは、海老天(正規)にざるにわかめ(クーポン)。

(クーポンの海老天は特別小さい。正規の値段で海老天トッピングすると、サイズがマシになる)

 

Aちゃんは、車はまだ持っていないというので、ゆで太郎に来たのは初めてという。

ゆで太郎は調味料が豊富にある。おそばにゆず粉をかけるAちゃん。味がグレードアップするね! とおおはしゃぎ。

すりごまをうんとつゆと混ぜるのも、おもしろいよ、とマヨエール。(これで、ラーメンショップのようにニンニクのすりおろしと豆板醤があればゆで太郎最強なんだが。もつ次郎もあるのだし・・・)

 

姥桜とペルドロー(山鶉)に官能的なワインをあわせて、チーズワゴンからの極上のデセールという前戯もいいけれど、Aちゃんと、ゆで太郎前戯をするのもいい。やっぱり食事は前戯なのだ。

 

 

続く

 

 

 

 

あっ、婚活苦戦してるJさん、こんと羽田のラーメンショップに連れていってあげよう。婚活男子は、デートでラーメン屋に誘う人、けっこういるんだって。婚活界隈では、ラーメンマンと呼ばれているらしいが、あのニンニクと豆板醤の使い方はね、けっこう難しいんだよw あと、ラーメンショップのネギは謎の中毒性があるんだ。トリュフみたいなもんよw Jちゃん、ラーショのネギは、トリュフなみに官能的なんだよw)