用語説明

 

最高の供物、男を知らぬ白人女性。これから、彼女は自らの意志でアジアの狒々に純潔を捧げるのだ。

こちらは異端審問官の気分になって、彼女を問いただした。さすがに、定型文と接頭辞、接尾辞しかわからんので、ここからは彼女の母国語である。英語の語彙を増やしたい人は、ラテン語の接頭辞、接尾辞をしっかり学ぶといいかもw

 

「本当のところ、君は我々をカインの末裔と思っているのだろう?」

「そんなことはありません。今はもう・・・」

興奮からか、彼女の乳首はつんと立ち、獣のようなにおいを放っている。

「どうだ、犬と交わってみるか。日本には、そのように躾けられた犬がいる。肌を傷つけないように、爪は切ってあるそうだ」

彼女の顔が青褪めた。

「犬だけは、どうか、犬だけは! お情けを」

彼女の宗派だけではない、西洋において、獣姦は大きなタブーだ。

首を振って懇願する彼女に、では、お前の初物の相手となるこのカインの末裔のものに、挨拶の口吻をせよと命じた。

彼女はは、おそるおそる舌を這わせていたが、徐々に大胆になり、口全体を使い始めた。

下品な音が部屋に響く。

「興ざめだな。日本の女はそのような音はたてない。命じた筈だ、挨拶の口吻をせよと。」

彼女は、動物に毛が生えたような存在の黄色人種に嬲られている自らの境涯に、明らかに酔っていた。

「Sir, I will be purnished.」(私はおしおきをうけます)

 

上にまたがって、自らファルスをあてがって、腰をおろすように命じた。

彼女の覚悟は見事だった。逡巡することもなく、目をつぶって、一瞬、なにかに祈ったあと、腰をおろしてきた。

きつい。だが、彼女は破瓜の痛みに耐えながら、腰を徐々におろす。泣きごとはひとつも言わない。敵ながら見事な覚悟である。

メリメリという音がして、一気に彼女の奥深くまで入った。

お互いに、獣のような声をあげた。

 

夜具には、さくらんぼ色の染みが残っていた。

チェリーというのは、このことかと、はじめて身をもって理解した。

 

 

続く