※ 狭い世界なので、身バレ防止のため、日本海側 と書きます。

 

Mさんとは、マチアプで知り合った定期さんの紹介で会いました。

夜のお店も、予約困難店も、高級ホテルのクラブラウンジもどーでもいい私ですが、一回やってみたかったのが、まわりがはっとする美人と、桟敷席で芝居でもみてみたいなあ・・・ ということ。

 

芸妓さんといっても、体を売るわけではなくて、芸を売るのが仕事ですから、教養があり、立ち居振る舞いも美しいです。

いろいろな事情があって廃業されて、いまは事務員をされているそうですが、働き詰めで大変なようでした。

 

あとは好き勝手にやりとりしてくれと、定期さんにアドレスを渡されて、Mさんとやりとりをはじめたのですが、お互いに芝居好きということがわかって、顔合わせもかねて、一緒に観劇することに。

祖父が芝居好きで、餓鬼のころからみていますが、昔はそんなに面白くありませんでした。

でもねえ、東京のPJさんがけっこうすきなミュージカル、あれ日本語版だと、ちょっと間が抜けているんですね。

原曲の音韻を日本語にあわせるために、無理をしている。ジャン・ヴァルジャンの囚人番号は、「prisoner 24601」なのに、日本語版だとちがいます。

 

芝居は、40をこえてから、けっこう好きになりました。日本人の情念をよくあらわしているし、音韻も、日本語そのものです。

そして、ちょっと不道徳なテーマが多いのもいいですね。不倫とかあたりまえですし、なんなら謀殺もします。そして心中のような、ピュアなものまである。

生活になんの困難もないであろう、本物の「港区女子」のような御婦人方が、桟敷席や一等席から、どうしてこうも下世話な内容の芝居をご覧になるのか、ずっと疑問に思ってきたのですが、なんかわかったような気がします。ちょっとした、日常を忘れることのできる不道徳な時間なんですねw この活動のように、バレたら今の立場を失うようなリスクもありません。

 

夜の部でしたので、Mさんとは、銀座でお昼に待ち合わせて、F鮨へ。ほぼ戦前の味なので、今風の高級寿司に慣れたPJさんにはたぶん大不評のお店です。Mさんは、自分より数歳下くらいの年齢でしたが、はっとするような美人なのでありました。

そして、鮨の注文のしかたが、美しかったですねえ。白身の魚をちょっと。これなんですよねえ・・・ でもちょっと玄人っぽいかなw

その後、開演まで、お茶をして時間つぶし。

ずっと芝居の話です。やっぱり、お互いに興味のある話題で盛り上がれると、楽しく過ごせます。

 

桟敷席での観劇は、夢のようでした。本当に映えていたw

男子の本懐、ここにあり、という心境です。お互いに、あれは團十郎じゃねーや、海老蔵だよ、という悪態がぴったりだったのもよかったな。

 

でも、なんといいますか、Mさんは都度○ みたいな関係は求めていなかったし、そういう相手でもありません。

そして、私にMさんの人生を支えるだけの甲斐性があるかというと・・・

 

ということで、Mさんとは観劇友達のままです。

お手当はなし。ただし、食事やチケットは全部こちら持ちです。