先日、図書館にあった、中村英代さんの『摂食障害の語り <回復>の臨床社会学』という本を読みました。
摂食障害が治った方に、治ったきっかけやエピソードなどを10人以上にインタビューしたもので、治り方の分類を「食べようという気持ちから治した方」、「食生活から改善した方」、「治っても辛さが残る方」、としていました。
私は今まで「食生活から改善して、本当に心も治るのだろうか。」と疑問でしたが、この本を読んで様々な人のお話を読み、ほとんどの人が食生活を改善しているうちに心の改善も見られているように感じ、治療としては「食生活からの改善」が有力なのかもしれない、と思い直しました。摂食障害でいること自体が精神的に苦痛ですし、そこをまず改善するのは当然の処置かと考えられました。医療の現場でも、今後は短期間で(嫌にならないうちに)体重をある程度増やしてから、心の方の回復はもっと時間をかけて見ていく、という治療が増えていく傾向にあるそうです。
この本、治った方々のエピソードも、分類の仕方も、筆者の視点も、とても共感できました。やはり著者の中村さん自身も摂食障害の経験者であることが大きいのかな、と思います。中村さん自身は摂食障害に関わるような仕事をしたくはなかったそうなのですが、私も同じ気持ちで、やはり成長期の摂食障害は重くなりすぎるなぁと、少しもったいない気持ちになりました笑
成長期なんてまだまだ空っぽなので、摂食障害になんてならずに、なってしまってもさっさと治して、その上で他のことに目が向いていたら、もっと豊かな人生になると思います。
まぁでも、いくら年を重ねても、気がついたときに何でもできると思っているので笑、変に気負わず、常にやりたいことをしていけば良いと思いました。