美作市の三セクが解散へ
山陽新聞サイトが8月7日に掲出した「美作市、三セク特別清算へ 赤字2500万円、ずさんな経理」は、美作市が、出資する第三セクター「東粟倉工房株式会社」(同市後山、社長・安東美孝元市長)を特別清算させる方針を固めたと報じる。24年度決算が約2500万円の赤字見込みとなったのに加え、経理処理にずさんな点があるのが理由で、8月末にも同社が岡山地裁に申し立てるとのこと。市は同社の債務を全額引き受ける方針だが、累積債務約2300万円に一部未払い金などが加わり、さらに膨らむ見込みとか。債権回収の中で同社の工場や店舗、土地の不動産などを取得する方向だが、資本金8400万円のうち7900万円を占める市の出資金は回収困難とみられると記事は伝える。市によると、問題は今年4月、同社が資金繰りの悪化を市に相談して表面化したもので、市が職員を派遣して調査を始めたところ、数十万円程度の黒字が続いていた同社の決算も、24年度決算見込みで約2500万円の経常赤字となったとか。市の調査の結果、商品輸送費の増加や、労働基準監督署の勧告に従い、休日出勤手当を定額から労働時間に応じた制度にしたことなどで経費が膨らんだことが分かり、また、調査の過程で、納品関連伝票の一部が確認できなかったり、売り上げの一部を個人口座で管理するなど不適切な在庫管理や経理も確認したとの由。