三セク株の売却を町長選挙直後に執行 | 公会計の動向

三セク株の売却を町長選挙直後に執行

 MSN産経ニュース関東ページが6月6日に掲出した「落選前町長、三セク株大量売却 茨城・河内」は、5月19日に行われた河内町長選で落選した前町長(70)が、落選後の任期中に町やJAなどで設立した第三セクターの株の90%を売却していたと報じる。任期満了直前、町の財産でもある株の売却には、町民の間から疑問の声があがりそうと記事は伝える。売却したのは、町やJA稲敷などで平成9年に第三セクターとして設立した農産物直売センター「ふるさとかわち」(同町長竿)の株で、町は250株(16年に譲渡で100株に)を所有して筆頭株主になり、前町長が社長に就任したとのこと。前町長の任期は5月28日までだったが、落選直後の同月22日に開かれた取締役会で審議し、90株を同社の役員ら5人に売却することを決め、24日売却したとの由。担当職員は「選挙前に株の譲渡申請があり、同月10日に前町長に伝えると売却を指示された」と話しているとか。同社には町が借入金の債務保証をしているほか、当初の土地取得や設備投資などを行い「町の所有物」ともいえる存在で、雑賀正光町長は5日、「このままでは町の債務保証に町内から疑問の声が出る」と述べており、一方、前町長は産経新聞などの取材に対し、「国の指示(三セクの抜本的改革)に従った。私の一存ではできないので町職員と相談してやったこと」と話しているとか。