病院事業は黒字化の方向 | 公会計の動向

病院事業は黒字化の方向

 信濃毎日新聞サイトが11月2日に掲出した「病院事業が11年ぶり黒字 県内公営企業11年度決算 」は、長野県が1日、県内の市町村や一部事務組合などが経営する公営企業の23年度決算状況をまとめたと報じる。病院事業は医師や看護師数の増加で診療態勢が改善され、同事業の収支は前年度比15億円余増の13億4100万円の黒字となり、12年度以来、11年ぶりに黒字を確保したとの由。総収支も前年度比23億4600万円増の95億4300万円の黒字とか。県市町村課によると、病院事業で収支の改善幅が大きかったのは、長野市民病院の4億4千万円余、伊那中央病院(伊那市)の3億8千万円余などで、全体的に、医療態勢の強化や経費節減などの効果が出ているほか、22年度の診療報酬のプラス改定も影響したとみられていると記事は伝える。23年度末の企業債(借金)残高は、前年同期比3・8%減の計1兆831億400万円で8年連続で減少しており、下水道整備が進み、新たな企業債発行が抑制される一方、償還(返済)も進んだようだとか。公営企業の事業数は、前年度より1事業少ない420で、内訳は、下水道事業が186、水道事業が96、介護サービス事業が50で、この3事業で全体の8割近くを占めており、赤字事業数は前年度より9減の28で、内訳は下水道が14、病院が5、観光施設が5、水道が3などとなっており、病院事業は前年度より5減とか。全体の決算規模は、上田市立産婦人科病院など一部病院の移転、改築に伴う建設改良費の増加などを受け、前年度比0・3%増の計2721億9500万円で、一般会計など他会計からの繰入金は同0・4%増の計632億3千万円で引き続き高い水準にあるとのこと。


公表資料:平成23年度長野県内市町村等が経営する公営企業の決算の状況についてお知らせします (PDF形式:210KB/8ページ)