特産品作り | 公会計の動向

特産品作り

 iJAMPが5月18日に配信した「《町村スポット》 ◎薬用植物カンゾウを実証栽培=鹿児島県肝付町」は、鹿児島県肝付町が今年度から、漢方薬の原料などに幅広く使われる「レアプラント(希少植物)」であるカンゾウ(甘草)の実証栽培を始めたと報じる。葉タバコ生産から転換する農家に対して、利益補償を含め経済的に支援するもので、今年度予算に259万円を計上したとのこと。産業創出課によると、カンゾウの実証栽培は、葉タバコからの転換を希望した農家5軒、計5000平方メートルの農地で実施するもので、町は転換農家1軒に対して、苗代、栽培経費、利益補償として最大で58万円を補助し、栽培に成功して売り上げ収入が出た場合は、その売り上げ分を差し引いた金額を補助するとのこと。同町では昨年8月、三菱樹脂とベンチャー企業のグリーンイノベーションが、町の補助でカンゾウの実証栽培を開始しており、さらに11月には新たに4軒の農家に拡大していて、今回の実証栽培では、三菱樹脂がカンゾウの苗を提供し、栽培したカンゾウは全て買い上げるとのこと。カンゾウはマメ科の多年草で、グリチルリチンといった成分を含んでおり、生薬の7割に使われるほか、食品や化粧品などにも幅広く利用されるが、日本は大半を中国からの輸入に頼っており、近年では中国が輸出を制限する傾向にあって価格が上昇しているとの由。町は「実証栽培が軌道に乗れば、一般農家にも広げ、農家の所得向上や産業の発展に向けた大きな力になる」と期待しており、将来的には、砂糖の250倍の甘さがあるという特性を活用した甘味料や、美白効果のある化粧品などの特産品の開発にもつなげたいとしているとか。三菱樹脂も「肝付町の雇用創出や産業の活性化に役立てば」と、積極的に支援する意向と記事は伝える。