三セク倒産件数は23年度が過去最多
日経プレスリリースページに掲出された「東京商工リサーチ、2011年度第三セクター等の倒産状況を発表 」は、2011年度の第三セクター等の倒産件数が、過去10年間で最多になったと報じる。背景には地方自治体の財政悪化があり、赤字第三セクター等の抜本的処理が避けられない状況と記事は伝える。2011年度の第三セクター等(第三セクター、地方住宅供給公社、土地開発公社など)の倒産は、前年度比85.7%増(12件増)の26件となり、2007年度(24件)を上回り年度としては過去10年間で最多件数となっており、また月次ベースでの2012年4月まで6カ月連続で倒産が発生しているとのこと。負債総額は、同20.0%増(187億9,600万円増)の1,127億2,300万円で、これは負債10億円以上の大型倒産が同約9割増の17件(前年度9件)発生したことによるもので、負債総額が1,000億円を上回ったのは、東京都の第三セクター(株)東京テレポートセンター(負債1,170億円)などが民事再生手続の適用を申請した2006年度(4,201億8,100万円)以来、5年ぶりとのこと。産業別では、ゴルフ場やホテルなどを含むサービス業他が11件で最も多く、次に不動産業6件、運輸業4件と続いており、景気低迷から業績不振が続くリゾート関連施設が目立つとの由。形態別では、破産が10件、特別清算9件となり、清算型の法的手続が19件(構成比73.0%)と全体の7割を占めていて、再建型の民事再生法は7件にとどまり厳しい経営状況を反映しているとか。