徴収率に市町村の間で差 | 公会計の動向

徴収率に市町村の間で差

 読売オンライン群馬ページが4月6日に掲出した「35市町村 税滞納271億円 住民1人あたり草津町8万2403円 上野村511円 2010年度繰越総額 」は、22年度の市町村税の滞納繰越総額が群馬県内全35市町村で計約271億300万円、支払い不能や行方不明などで滞納を帳消しにする不納欠損の総額が計約23億9300万円にのぼると報じる。滞納額を22年の国勢調査の人口で割った住民1人あたりの額は、草津町が最も多い8万2403円で、県平均(1万3497円)の約6倍で、みなかみ町(4万7728円)、長野原町(4万3508円)が続いており、逆に最も少なかったのは、上野村の511円で、市に限ると前橋市(5326円)が最小とか。住民1人あたりの不納欠損額も草津町(6675円)が最も多く、次いで片品村(5917円)、嬬恋村(2376円)とのこと。草津町税務課によると、景気悪化で旅館などの観光業者の納税が滞りがちだといい、「旅館や観光施設の従業員が住民票を移さずに転居してしまう場合も多い」と説明しており、「徴収する妙案があったら教えてほしい」と困り果てた様子だったとか。同町の22年度の徴収率は76・1%と県平均(90・7%)を大きく下回っているとの由。逆に1人あたりの欠損額が最も少ないのは、神流町と高山村で、ともに4円とか。県市町村課は、22年度の村税の徴収率がほぼ100%だった上野村(人口1306人=10年国勢調査)を例に挙げ、「人口が少なく住民の顔が見える村では、滞納や欠損が少ない傾向にある」と分析しており、さらに「徴収に積極的な市町村と、そうでないところの差がはっきりと出ている」としているとか。