地方税の滞納額が3年連続で上昇 | 公会計の動向

地方税の滞納額が3年連続で上昇

 東京新聞が1月26日に掲出した「09年度の地方税滞納2兆円超 景気低迷で3年連続増 」〔共同〕は、個人住民税など地方税の累積滞納額が、21年度決算ベースで20年度比1・7%増の2兆816億円に上ることが26日、総務省のまとめで分かったと報じる。滞納額の増加は3年連続であり、景気低迷による個人住民税の滞納増が主因で、総務省は同日の全国税務担当者会議で徴税の一層の強化を呼び掛けたとか。滞納額の内訳は、都道府県税が3・6%増の5958億円、市町村税が0・9%増の1兆4859億円となっており、税目別では、個人住民税が9・5%増の1兆262億円で、初の1兆円超となっていて、20年のリーマン・ショックなどで所得が急激に落ち込んだためとみられると記事は評する。景気の影響を比較的受けにくく、滞納分の回収などが比較的容易な固定資産税は2・6%減の6794億円で、両税で滞納額全体の8割以上を占めているとのこと。このほか、納税者が生活困窮に陥るなどして自治体が21年度に徴収を断念し、損金処理した地方税額も1618億円に上ったとか。近年の滞納額は、14年度の2兆3468億円をピークに、景気回復や自治体の徴税強化などで減少し、18年度には1兆9245億円まで改善したものの、19年度から再び増加に転じているとのこと。