23年度の国債発行総額は170兆円前後 | 公会計の動向

23年度の国債発行総額は170兆円前後

 日経電子版が12月21日に掲出した「超長期国債を増発 来年度計画、生保など需要見込む 」は、財務省が20日、23年度の国債発行計画で金融機関などに入札で引き受けてもらう市中発行分のうち、超長期債を増発する方針を決めたと報じる。30年債の発行額を8000億円、40年債を4000億円の合計1兆2000億円を増額するとのこと。超長期債は生命保険会社など機関投資家の需要が強く、増発しても安定消化を見込めると判断したとか。同日開いた国債投資家懇談会などで市場関係者から30年債と40年債ならば増発に対応できるとの声が相次いだもので、来年度は入札1回あたりの発行額を1000億円ずつ増やす方針とか。2年債と5年債の増発については最近の金利上昇を受け、慎重な意見が出されていて、金利低迷で販売が低調な個人向け国債は今年度当初計画と同額の2兆円程度にする方向で検討するとのこと。来年度の国債発行総額は今年度当初計画の162兆円から170兆円程度に膨らむ見通しで、財政投融資の財源に発行する財投債は今年度の15兆5000億円を下回りそうだが、過去の発行分の借換債が膨らむとのこと。財務省は借換債の一部を今年度中に前倒し発行できる仕組みを使い、金融機関などが入札で引き受ける分の急増を避ける考えとか。