企業再生支援機構が病院再生に乗り出す | 公会計の動向

企業再生支援機構が病院再生に乗り出す

 日経電子版が12月9日に掲出した「支援機構、病院再生を強化 債務整理やM&A支援」は、企業再生支援機構が経営不振に陥った病院の再生事業を強化すると報じる。支援機構の主な設立目的は中堅・中小企業の事業再生だが、過剰債務に苦しむ病院からの支援要請が相次いでいるため、専門組織を立ち上げて再建を後押しするとの由。全国で病院関係者らを招いた説明会も開き、幅広く支援要請を受け付けると記事は伝える。支援機構は昨年10月の設立以降、日本航空などの民間企業のほか、病院の再建支援も2件引き受けており、過剰債務に苦しむ医療機関は少なくないが、私的整理などの再建手法が確立されておらず機構への支援要請が相次いでいるとのこと。機構は債務整理や経営者の派遣などを通じて支援するほか、医療法人のM&A(合併・買収)などで業界再編も促したい意向とか。支援機構内に医療機関の再建を専門に扱う特別組織「ヘルスケアチーム」を立ち上げ、病院再生に携わった経験のある経営コンサルタントら約10人を配置し、病院の資産査定や再建策づくりを専門に担うとのこと。医療法人や金融機関などを対象にした説明会も開催し、このほど第1回の会合を東京都内で開いたほか、大阪などでも順次開催する計画とか。機構はすでに医療法人から20件を超える支援相談を受けており、金融機関などと支援決定に向けた調整を進めているとのこと。