減収補てん特例債は過去最高
東京新聞が2月3日に掲出した「減収補てん債が1兆円超に 28%増、都道府県と政令市 」〔共同〕は、景気低迷に伴う地方税収の減収を穴埋めするため、都道府県と政令指定都市が21年度に発行を予定している減収補てん債が、前年度比28%増の計約1兆1千億円に上ることが総務省の調査で分かったと報じる。補てん債のうち建設事業以外の経費に充てる特例債(赤字地方債)は約1兆円で、20年度の6762億円を超え過去最高の見通しであり、補てん債発行を予定しているのは41都道府県と16政 令市で20年度の38都道府県、12政令市を上回っているとのこと。総務省は政令市以外の市町村も含めた発行自治体と予定額を月内に確定する方針とか。減収補てん債は、地方法人2税(住民税と事業税)など主に法人関係税の減収を補うために発行され、元利償還金の4分の3は、国が自治体に配分する地方交付税で充当するもので、特例債は19年度から当分の間、発行が認められているとのこと。総務省によると、21年度の地方税収は、企業業績の悪化を受けた法人2税の大幅な減収で、当初の計画額より2兆6千億円少ない34兆4千億円程度にとどまる見込みとか。