国大病院の赤字
東京新聞が12月2日に掲出した「45国立大病院“赤字”82億円 「経営努力にも限界」 」〔共同〕は、全国45の国立大病院が大学本部から受けた支援金(実質的な赤字)の合計額が20年度だけで約82億円に上るという国立大学協会の調査結果を、旭川医大の吉田晃敏学長が札幌市であった記者会見で明らかにしたと伝える。政府の行政刷新会議は大学予算の見直しや、診療報酬の配分見直しを判定したが、吉田学長は「病院の経営努力にも限界がある」としていると記事は伝える。同協会の調査によると、16年度に約18億円だった支援金は 20年度には約82億円に増加しており、19年度は16病院が赤字だったとか。各病院は国立大が法人化した16年度以降、経営努力で手術件数や診療単価は増加しているものの、診療報酬改定や運営費交付金の減少で経営は困難になったとの由。病院への交付金総額は16年度は約584億円で、21年度は65%減り約207億円との由。国立大学協会経営支援委員会病院経営小委員長の吉田学長は「地方の病院が消えていく状況で、医師を派遣している大学付属病院は地域医療の最後のとりでだ」と話したとか。