石油配給切符は破棄に
朝日が11月11日に配信した「石油配給切符、72億枚廃棄へ 30年間一度も使われず 」〔竹中和正〕は、1970年代の石油危機を受け、石油の輸入が途絶えた場合の配給制に備えて昭和54~55年に印刷された「揮発油小売切符」2億シート(計72億枚)が、廃棄されることになったと報じる。資源エネルギー庁が、磁気カードなどを使った新たな配給システムを開発したためで、約30年間一度も使われなかったのに、切符の保管には年間7千万~8千万円かかっていたとか。揮発油小売切符は、石油需給適正化法に基づく 配給の実施を想定したもので、「いざというときに備えて保管を続けてきた」(資源エネルギー庁石油流通課)といい、現在は東京都中央区と神奈川県厚木市の倉庫に保管してあり、段ボール箱5万1千箱分で、保管料は19年度で約7400万円かかったとか。これまでの保管料の総額は少なくとも十数億円にのぼるとのこと。磁気カードなどを使った配給システムは、資源エネルギー庁が16年度から4億3500万円をかけて開発したとのこと。